まず、この時期は早稲田中学合格に向けての基礎力があるかどうかの確認から入りましょう。過去10年分ほどの早稲田中学の算数の入試問題の中から、大問1と大問2だけを通年で解いてみるのです。大問1と大問2はこの時期でも十分に解ける内容です。早稲田中学の入試問題という出口から始めて、自分にとっての穴となっている分野を早く発見するのが効率的な勉強方法です。
その上で、発見した弱点は、5年生のテキストまでさかのぼって、徹底的に補強しておきましょう。
また、この時期は、計算ミス対策をしっかりして、自分を計算ミスをしない体質に作り変えておきましょう。合格最低正答率が高い早稲田中学の入試では、計算ミスは合格にとって致命傷になるからです。
この時期は、早稲田中学入試の算数にとってメインとなる図形問題の掘り下げを行いましょう。各塾で夏期講習があると思いますが、オプション講座として図形の講座があればこれを利用するのがいいでしょう。ただ、この時期おこなわれる各塾の夏期講習も特定の学校を対象としたものではありません。早稲田中学入試の図形問題では、中学数学を知っていれば容易に解答できる問題も出ますので、個別指導や家庭教師で、早稲田中学に特化した図形問題の対策をするのが最も効果的です。