問1 | A |
---|---|
問2 | A |
問3 | A |
問4 | A |
問5 | B |
問6 | A |
問7 | (1)A (2)A (3)A |
問8 | B |
問9 | (1)A (2)ウ (3)B |
問10 | B |
問1 | A |
---|---|
問2 | B |
問3 | A |
問4 | A |
問5 | C |
問6 | B |
問7 | B |
問8 | A |
問9 | A |
問10 | A |
問11 | A |
問12 | A |
問13 | B |
問14 | (1)B (2)B (3)B (4)C (5)A (6)B (7)B (8)B (9)B (10)A |
A:易しい(浦和明の星女子中合格を目指すなら確実に正解すべきレベル)
B:標準的(ややまぎわらしいが落とせないレベル、ここで差がつく問題)
C:難しい(受験者の大半ができないため差はつかない問題)
今年度の浦和明の星女子中で目立った特徴としては、時事問題の出題が増えたということです。大問Ⅱの問14にある10問が時事問題でした。今までも、時事に関する出題はありましたが、このような傾向は直近3年分にはありませんので、新傾向といえます。そのため、時事要素から学習を進めていくという一般的な学習に加えて時事問題そのものの学習を進めていくと良いでしょう。また、10月までの時事が出題されていますから、早い段階から、ニュースを見るということが有効でしょう。逆に、入試問題の作問の都合で年末になってからの時事要素は出にくいですから、年末からは時事問題のテキストを一冊仕上げておくと良い対策になるでしょう。
地形図は毎年出題があります。これは1月入試を実施している学校に多い傾向で、西武文理中なども同様の傾向がありますから、地形図で得点を重ねていきたいという受験生は、傾向の似ている学校にも挑戦してみてください。
一部で難解な問題が出ることがありますが、基本的には基礎基本で解答できる問題です。選択肢になった際には、自信を持って解答できることが大切ですから、日々の一問一答などの学習をしっかりと進めましょう。
東北・北海道新幹線の通過する都道府県について、大宮(埼玉県)から栃木県➔茨城県➔福島県➔宮城県➔岩手県➔青森県➔北海道となります。これらに当てはまらないものを選べば良いのです。「大潟村」というキーワードからすぐに秋田県であるということがわかります。
2011年3月11日の東日本大震災によって、福島第一原子力発電所が被害を受けました。それにより日本全体で原子力に対する批判的な意見が多くあがり、原子力発電の割合が大きく低下しました。それによって解答が選べるでしょう。また、その代替発電が、火力発電であることも確認しておきましょう。原油や石炭を燃料とすることが多いですが、値段は割高になるものの、二酸化炭素の排出が少ない天然ガスを用いることもあります。
選択肢ウのように、見慣れないものがあったとしても、函館市についての基本的なことが分かっていれば解答できたはずです。自身の知識を超えたものが出てきても、それが難問であるとは限りません。また、夕張市が財政再建団体に指定されたことが分かっていればより容易に解答できたでしょう。
フォッサマグナは、ナウマンゾウなどの功績で有名なドイツ人のナウマンが発見した、大断層線のことであり、山脈ではありません。ことばしか知らなかった受験生にとっては悩ましい一問でした。阿蘇山の噴火による被害は火山灰が原因です。隠岐諸島はホロ島県に属します。
室蘭での製鉄業、苫小牧での製紙業は有名なので、難なく解答できたでしょう。難しいという受験生は、都市ごとの工業の特徴をしっかりと押さえておきましょう。その際に、平野・台地・盆地などの地形的な要素も併せて、地図帳などで確認するようにしましょう。
札幌市のような人口が100万人以上いる都市のことを百万都市といいます。他にも、(東京)・横浜・大阪・名古屋・神戸・京都・福岡・川崎・さいたま・広島・仙台がありますので、しっかりと覚えておきましょう。
☆★暗記フレーズ★☆
、 の れ !
100万で!
ちなみに、神戸までは、人口の多い順に並んでいますから、これさえ覚えておけばこの問題は容易に解答できました。語呂合わせで覚えた後に根本を理解するという学習も良いのではないでしょうか。
地形図を比較する問題です。選択肢で指定されたとことを確認することで答えが出ます。地図を見るということに抵抗を感じないように日々訓練しておく必要があります。また、地図記号もしっかりと判別したり、等高線の読み取りに慣れたりといったことも行うと良いでしょう。出題はいたって基礎的なものですが、苦手意識を持ってしまいがちなものですので、気を付けましょう。
パイロットファームにより大規模な酪農経営を行ったのは、根釧台地です。正しくは「根釧機械開墾地区建設事業」というほどですので、確認だけはしておきましょう。
ラムサール条約は、イランの地名であり、正式には「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」ですが、調印した土地にちなんでラムサール条約とよばれています。釧路湿原は日本で初めての登録地でもあります。
石炭の輸入相手国は頻出です。しっかりと覚えておきましょう。石炭は燃料とする際にはコークスという蒸し焼きにしたものに変えてから用いるため、
☆★暗記フレーズ★☆
石炭の色は、! 黒い! で覚えてしまいましょう。
クロマグロの養殖に成功したのは近畿大学ですので、北海道の稚内には研究施設はないものだと推測ができますね。他の選択肢は基本的なことばかりでしたので、エを選ばないとわかればすぐに解答できたのではないでしょうか。
サウジアラビアは中東地域で、首都のリヤドは台湾とほぼ同緯度となっています。
1853年にペリー浦賀にやってきました。その翌年に再来日し、日米和親条約を結んでいます。その時の様子は当時の狂歌・狂句に表現されています。
. 陣羽織 異国から来て 洗いはり ほどいて見れ ば裏が(浦賀)大変
水野忠邦は江戸時代の老中で、天保の改革を行いました。天保のききんによって荒廃してしまった農村を復興することを目的に、人返し令を出しました。これにより農民の出稼ぎを禁じ、江戸に住みついた農民を返そうとしましたが、あまりうまく行かなかったようです。これは寛政の改革のときの帰農令と似ていますが、農器具代も持たせなかったことから失敗したのではないでしょうか。
聖武天皇はよく入試にとり上げられます。なぜなら、「区別が大変だから」。だからこそ、奈良時代であること、他にも東大寺の大仏開眼なども行いました。これも時代背景(伝染病やききん・地震などの社会不安など)とセットで理解しましょう。現代では、伝染病は医療分野が、ききんや地震等では避難訓練などで対策を立てているでしょうが、当時はそのような技術はなく、人智を超えた存在である仏に頼るしかないということがありました。だからこそ、全国に国分寺・国分尼寺を建立したのです。(現在の東京都国分寺市はその名残がある地名ですね。)
一問一答です。〇〇天皇や後〇〇天皇などはしっかり区別しましょう。
上杉憲実が再興した足利学校はレベルの高い知識ですが、その他の選択肢は比較的分かりやすい知識でしたので、正答にたどり着けたのではないでしょうか。
⇒合否を分けた1題で扱います。
江戸時代の化政文化の問題です。語呂合わせなどで区別をしておきましょう。まずは、全員ではないにしろ、この人たちはおさえておきましょう。
★☆暗記フレーズ☆★
へ には い え !
『種の起源』や進化論などのことばから、イギリス人のチャールズ・ダーウィンが浮かぶはずです。シュバイツァーは様々な方面の博士号を取るなどの天才的な功績を残した、バッハの研究者です。本分は医療と伝道であったとされています。ニュートンはリンゴの落下する現象から万有引力を発見した人です。ノーベルはダイナマイトを開発した人物で、死後にはその財団が「ノーベル賞」を設立しました。ちなみに、ニュートンが万有引力を発見したとされるリンゴの木の果実は品種改良されていないものであり、味は人間にとってあまり良いものとは言えないもののようです。
吉野作造が提唱したのは「民本主義」です。これは『憲政の本義を説いて其有終の美を済すの途を論ず』という論文で紹介されたものです。民主主義では主権者が国民になってしまうので、天皇主権は変えずに、国民の幸福については政治や世論などで決めるのがよいのではないかというものです。
吉田茂の生きていた時代(1878年~1967年)にあてはまらないものを選びます。ライト兄弟の飛行実験の成功(1903年)が難しい知識ですが、石油危機が1973年であったという基本の年号が頭に入っていれば問題なく解答できたでしょう。
与謝野晶子は日露戦争へ出向した弟への気持ちを、「君死にたまふことなかれ」
という有名なフレーズを含んだ「旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて」という歌を発表しました。
田中角栄は日中共同声明をむずび、友好のしるしとして日本からはトキが、中国からはパンダが贈りあわれました。
アフリカの人種隔離政策である、アパルトヘイトはネルソン・マンデラ氏が強く抵抗しました。また、彼はその功績から1993年にはノーベル平和賞を受賞しています。
2017年の時事問題です。
(1)
他の選択肢が選びにくいものばかりですので、難しいと思いますが、よく見るとおかしなものばかりのため、すぐに答えが分かるでしょう。
(2)
しっていなければ難しいかもしれません。時事問題は一問一答レベルで仕上げておけば良いですが、他の分野同様抜けなく覚えておく必要があるでしょう。
(3)
伊勢志摩国立公園は三重県にあり、ほとんどが民有地であるため、自然のみではなくその中で生活する人々の暮らしぶりも楽しむことができます。
(4)
難しいです。これはできた受験生はあまりいないはずなので、差にはならなかったでしょう。
(5)
1991年の出来事を選択するだけなので、容易に解答できたのではないでしょうか。また、1991年は平成3年です。西暦⇔和暦の行き来をできるようにしておけば、時代ごとの区分もより簡単になっていくことでしょう。
(6)
ナポレオン・ボナパルトが皇帝の座についたのは1804年のことで、19世紀であるとわかります。日本ではロシアからレザノフが使節としてやってきました。
(7)
日本で成立した法律を成立年ごとに並び替えるというものですが、選択肢にある単語はどれも見覚えのあるものばかりですので冷静に選んでいけばよかったのです。
(8)
内閣支持率は国民が内閣に対してどのように感じているかをあらわすものですので、三権分立の中で、「国民から内閣に対して行うもの」を考えていけばよかったのです。
(9)
夏季五輪について、2008年は北京、2012年はロンドン、2016年はリオデジャネイロです。また2020年は東京というように4年に一度行われます。また、同時に障害者のためのスポーツの祭典であるパラリンピックも開催されます。また、冬季五輪はその隔年(2010年、2014年、2018年、2022年…)に開催されます。また、2022年には北京で冬季五輪が行われる予定で、実施されれば、世界初の夏季・冬期五輪の両方を開催した都市となります。
(10)
核保有国は、国連の常任理事国5カ国(アメリカ・フランス・ロシア・中国・イギリス)に加えて、インド・パキスタン・北朝鮮の八カ国です。また、「漢数字で」答えるということにも注意しましょう。
キリシタン大名とは、海外からやってきた宣教師たちに、自分の領内で布教を認め、その影響に感化され、自らも洗礼を受けた大名たちのことです。大村純忠に加えて、大友義鎮・小西行長・高山右近・有馬晴信などがいます。このようにキリスト教系の中学校ですと、宗教関連の出題というのも出てくることがあります。普段の学習ではなかなか触れる機会のないものですから、合格を目指すのであれば、過去問演習の際に手を出しておいてもよいのではないでしょうか。