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算数の合否を分けた一題

慶應中等部入試対策・算数の合否を分けた一題(2011年度)(2ページ目)

[図2]

まず、与えられた1個のサイコロの図からわかることは、「1・2・3は反時計回りに配置されている(4・5・6も同様)」ということ。受験生が覚えておくべきサイコロについての知識は「向かい合う面の数の和が7になる」「1・2・3は反時計回りに配置される(4・5・6も同様)」、この2つです。

さらに、サイコロ問題を解くときの図の描き方は身についているでしょうか。サイコロを立体的に描くのは時間も手間もかかるので、平面的に描く方法を身につけましょう。サイコロを上から押しつぶしたような図を描きます。

2011_gouhi_sansu_3

この方法で、[図2]の立体を、上段の4個のサイコロ・下段の4個のサイコロに分けて、上から見た図を描いてみましょう。あとは、上記の「受験生が覚えておくべきサイコロについての2つの知識」を駆使して、数を確定していきます。

 

2011_gouhi_sansu_4

なんとか正答までたどりついたものの、ここで大幅に時間をとられ、[7]に十分な時間を残せなかった受験生もいたことでしょう。「サイコロについての知識」と「サイコロ問題の経験値」で如実に正答率と所要時間に差がついてしまう、間違いなく合否を分けた一題です。

『算数の合否を分けた一題(2011年度)』 >> 1 2
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