一 | 問一 B 問二 A 問三 A 問四 A 問五 B 問六 A 問七 A 問八 A 問九 A |
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二 | 問一 A 問二 B 問三 A 問四 A 問五 A 問六 B 問七 A 問八 A |
A…確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題
今年度の筑波大学附属中学の入試問題は大問2つの構成となっており、昨年度まであった放送問題やグラフを読み取る問題がなくなりました。来年度以降も、定員や受験科目数の変更が予定されており、入試の大きな転換期を迎えています。受験生としては、入試問題で他の中学校とのギャップがなくなり、より受けやすくなったといえます。問題の内容としては、大問1の物語文、大問2の説明文ともに、従来の傾向通り基本レベルでした。合格のためにはすべての問題で正解を取りに行かなければならないのは今までと変わりません。
線部に至るまでの状況を読み取れば正解が選べます。雄大にことごとくババを引かされた上に、「うししし。」と意味深な笑いをされてしまう。そのため順番が次のたくとには警戒されてしまい、ババは自分の手元に残ったまま。この流れによって、よりふてくされてしまったのです。
言語要素問題です。「たががはずれる」=「歯止めやおさえがきかなくなる。」。
線部の直前では壮太以外の全員が口々に、雄大こうげきを始めています。それを受けて、壮太もこれでもかというくらい雄大の悪口を興奮しながら言い出します。線部の前後の内容から正解が選べます。
線部に「大そうどう」とあるのに、線部の直後での壮太の様子は「おー、やっぱりキングだ! にんまり笑った」と、雄大のことを気にしたそぶりがまったくありません。また、「やっぱり」は予想通りのことが起こったときに出てくる言葉です。
線部に至るまで雄大がいなくなったことを軽く考えていた壮太でさえ胸騒ぎがし出した理由は、直前の出来事を読むと分かります。壮太自身がどこを探してもいない事実、そして屋外から聞こえる松つぁんの緊張を含んだ声、さらに夜の川面を走る懐中電灯の光。この内容と同じものを選べば正解になります。
線部の直後に気づいた内容が書かれています。答えの中心は雄大の居場所をうばったこと。それに、居場所を失うつらさが分かる自分がうばったという要素をつけたします。
「夜」、「山」という言葉をヒントに、10字程度で、しかも「線部より後ろ」という条件で探す問題です。
クマが出るために夜の山がおそろしいと壮太は知っています。そんな夜の山を、雄大を見つけるために元さんが鉄砲と懐中電灯を持って急いで上っていく様子を見ている壮太は、線部の直後「こぶしに握ったぼくの手のひらに…爪がくいこんでいた」とあるように、緊張しています。この内容を選べば正解です。
「平静」 確実に書けてほしい漢字です。
接続語の問題です。Ⅰ・Ⅱともに、基本レベルです。
後ほど、合否を分けた一題で説明します。
童謡と唱歌には共通点があり、小唄だけ違うということが読み取れれば正解にたどり着けます。小唄の特徴は「多くの人に口ずさんでもらえるものではありません」と本文にはっきりと書かれています。
線部の後で「香りは十里(四十キロメートル)も飛びただよう」と説明されています。遠くまで香るという意味の選択肢を選べば正解です。
果実がどういう特徴のあるものなのかを答えるのですが、線部の直後を読めば、それがきちんと読み取れるようになっています。
一つは、線部の後ろを読んでいけば、選択肢と同じ表現があるので、簡単に選べます。しかしもう一つは苦戦したのではないでしょうか。線部のはじめに「その」という指示語があります。線部の直前を考えて答えを選ぶものでした。
線部の後の説明を読んでいけば、ウメが盆栽になることに関係しているとわかります。
ウメとサクラが互いをうらやましがっているという文章でした。前半はウメ、後半はサクラというふうにはっきり文章が分かれています。また、ウメとサクラを擬人的に表現して話を進めています。さらに、問いかけ文がたくさん出てきたのも特色と言えます。
線部に至るまでの状況を読み取れば正解が選べます。雄大にことごとくババを引かされた上に、「うししし。」と意味深な笑いをされてしまう。そのため順番が次のたくとには警戒されてしまい、ババは自分の手元に残ったまま。この流れによって、よりふてくされてしまったのです。
言語要素問題です。「たががはずれる」=「歯止めやおさえがきかなくなる。」。
線部の直前では壮太以外の全員が口々に、雄大こうげきを始めています。それを受けて、壮太もこれでもかというくらい雄大の悪口を興奮しながら言い出します。線部の前後の内容から正解が選べます。
線部に「大そうどう」とあるのに、線部の直後での壮太の様子は「おー、やっぱりキングだ! にんまり笑った」と、雄大のことを気にしたそぶりがまったくありません。また、「やっぱり」は予想通りのことが起こったときに出てくる言葉です。
線部に至るまで雄大がいなくなったことを軽く考えていた壮太でさえ胸騒ぎがし出した理由は、直前の出来事を読むと分かります。壮太自身がどこを探してもいない事実、そして屋外から聞こえる松つぁんの緊張を含んだ声、さらに夜の川面を走る懐中電灯の光。この内容と同じものを選べば正解になります。
線部の直後に気づいた内容が書かれています。答えの中心は雄大の居場所をうばったこと。それに、居場所を失うつらさが分かる自分がうばったという要素をつけたします。
「夜」、「山」という言葉をヒントに、10字程度で、しかも「線部より後ろ」という条件で探す問題です。
クマが出るために夜の山がおそろしいと壮太は知っています。そんな夜の山を、雄大を見つけるために元さんが鉄砲と懐中電灯を持って急いで上っていく様子を見ている壮太は、線部の直後「こぶしに握ったぼくの手のひらに…爪がくいこんでいた」とあるように、緊張しています。この内容を選べば正解です。
「平静」 確実に書けてほしい漢字です。
接続語の問題です。Ⅰ・Ⅱともに、基本レベルです。
後ほど、合否を分けた一題で説明します。
童謡と唱歌には共通点があり、小唄だけ違うということが読み取れれば正解にたどり着けます。小唄の特徴は「多くの人に口ずさんでもらえるものではありません」と本文にはっきりと書かれています。
線部の後で「香りは十里(四十キロメートル)も飛びただよう」と説明されています。遠くまで香るという意味の選択肢を選べば正解です。
果実がどういう特徴のあるものなのかを答えるのですが、線部の直後を読めば、それがきちんと読み取れるようになっています。
一つは、線部の後ろを読んでいけば、選択肢と同じ表現があるので、簡単に選べます。しかしもう一つは苦戦したのではないでしょうか。線部のはじめに「その」という指示語があります。線部の直前を考えて答えを選ぶものでした。
線部の後の説明を読んでいけば、ウメが盆栽になることに関係しているとわかります。
ウメとサクラが互いをうらやましがっているという文章でした。前半はウメ、後半はサクラというふうにはっきり文章が分かれています。また、ウメとサクラを擬人的に表現して話を進めています。さらに、問いかけ文がたくさん出てきたのも特色と言えます。