5年生では徹底的に語彙力を強化する必要がある。
受験生は5年生から受験が終わるまでの2年間で膨大な量の文章を読むことになるが、基礎的な語彙力がないと文章を読むスピードがかなり遅くなり、2年間という長い期間で読みこなすことができる文章の量が大きく減ってしまうからである。
また、同じだけの量の文章を読んだとしても、基本的な語彙力がある状態で読んでいる場合とそうでない場合には文章の理解度、そこから得られるものの総量が大きく異なってくる。
各塾の教材の知識部分の他、インプット用に「言葉力1200(学研)」を使用して語彙を強化、アウトプット用に「言葉力ドリル」を何度も解けば、早大学院受験の準備がととのったと言えよう。
長文記述はまだ必要ないが、5年生の時から少しずつ、記述にも慣れておくべきだ。
少なくとも記述の答案をみて、「明らかに日本語としておかしい」という状況からは脱してほしい。
また、早大学院は「大人のための文章」が出題されているので、文章を自分(5年生)の目線で捉えるのではなく、大人の目線、大人の価値観で捉えるクセをつけることも大切なことである。