一 | すべてA |
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二 | すべてA |
三 | 問一A 問二B 問三B 問四B |
四 | 問一A 問二A 問三A 問四B |
A…芝中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題
二字熟語を構成する漢字のうち片方が空欄になっていて、カタカナで表記された語群を漢字に直して補充する問題です。空欄の前後をしっかり読みましょう。
一文の中に空欄があり、ふさわしい漢字を自分で考えて補充する問題です。少し変わった問題形式ですが、結局は、同訓異字やことわざの知識を問われています。
理由説明問題。傍線部を含む一文に「ですから」があるので、その直前をほぼ抜き出して、文末を合わせれば容易に解けます。三
手段を問われている問題。傍線部そのものが「どのように」と、手段を問いかける形 になっているため、その答えとなる部分を探します。すると、直後に見つかります。
直後の二段落をまとめます。ポイントは大きく分けて二つあり、ひとつは、アブシシン酸を今までよりも多く作ること。もうひとつは、師管を通じて芽に送ることです。
答えに用いることができる本文の箇所が長いので、まずは核となる部分を決めましょう。「秋に、ツボミは越冬芽の中に包み込まれてしまうため」というカギかっこつきの表現を核にすることができれば、比較的楽に解くことができます。あとは、その核となる部分の理由を書き、さらに、キクやコスモスとサクラの対比も答案に盛り込むことができると満点となります。
「このうわさ」と、傍線部に指示語付きの表現が用いられています。セオリー通り、直前をまとめましょう。
傍線を含む一文を読めば、銀のライオンに関するうわさだとわかります。様々に具体的なことが書かれていますが、字数制限が厳しいので、一番抽象的な表現を抜き出して使いましょう。
設問をしっかりと読めば、「民衆と国はどうなったか」とあります。それぞれについて、連続した二文で述べられているので、字数制限に合うよう、抽象化して答えましょう。
筆者はどうすべきと考えているかを問われています。当然、「善い」行いをすべきなので、具体的に何が善い行いなのかを書きましょう。〈二番目の悪者〉というタイトルの意味も含めてという指示があるので、「悪い」行いとの対比を意識して書けるとベストです。
芝中は、27年度から出題形式が大きく変わり、知識問題以外はすべて記述式となりました。しかし、記述式だからといって身構える必要はありません。なぜなら、本文のレベルがそこまで高くないうえ、字数制限も少なく、さらに、ほぼ抜き出しで対応できるからです。
したがって、過去問演習の際にも、本文のどこを抜き出せばよいかを意識して取り組んでください。
では、合否を分けた一題を具体的に見ていきましょう。
物語の主題を答えさせる問題です。設問の指示をしっかりと読み込めば答え方の形式が見えてきます。
〔1〕「筆者はどうすべきと考えていますか」という設問の指示から、「善い行い」を具体的に書けばよいのだと読み取ります。
〔2〕〈二番目の悪者というタイトルの意味も含めて〉という指示から、誰が一番の悪者で、それと対比される二番目の悪者はだれで、どのような悪い行いをしたのかを〔1〕との対比がはっきりと分かるように書きます。
〔3〕すると、一番の悪者は、善人である銀のライオンの悪いうわさを流した金のライオンであり、二番目の悪者は、彼の流すうわさをうのみにして広めた動物達だと分かります。その動物たちの行いが悪い行いであり、善い行いとは、人から聞いた情報をうのみにするのではなく、自らの目でうわさが真実かどうかをたしかめることなのだと分かります。傍線部の直後にある、「なんどでもたしかめよう」という雲のセリフも大きなヒントとなります。
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