一 | 問一A 問二A 問三B 問四A 問五B 問六A 問七B 問八B 問九ⅠB ⅡB |
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二 | 問一A 問二A 問三A 問四A 問五A 問六B 問七B 問八A 問九B 問十B |
A…世田谷学園中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題
空欄に漢字一字を補って慣用句を完成させる問題です。
人物の様子を外来語で説明する記号選択問題です。
空欄に入る語句の意味の手がかりは、直前の「強い声で…」です。各選択肢の外来語の意味が分かっていれば難なく正答できるでしょう。
人物の心情を推し量った内容を説明する記号選択問題です。
設問で「第一場面において…」という範囲指定が為されてはいるものの、解答根拠をすぐに見つけられず悩まれたかも知れません。第一場面の最後の5行に着目しましょう。「…朔が愉快…」「…しなかったことを残念がって話したのだろう…」「…気持ちをくみとって…わざわざ…失敗をやっておいたのだ」とあります。このような「相手の心情を推し量る心のつぶやき」も、文章を読みながら意識的にチェックしておくことが望まれます。
行動の理由を心情で説明する記述問題です。
傍線部には「…未来へ行こうとしなかった…」とあります。この「未来」に対するマイナスの心情が表現されている部分を確認しましょう。傍線部の8行後に「…未来に行って、いま自分が生きてることが『むいみ』だとわかったら…苦しい…」とあります。この「むいみ」の部分が、設問で指定されている使用語句の「否定」に相当します。
主題となる内容を説明する記号選択問題です。
設問が要求する「説得の内容」を具体的に確認してみましょう。「過去は…変えられない。それでも…『むいみ』じゃない…」、「…未来は…いま生きてる者の働きで、どんなものにもなる…」とあります。このように、主人公の心情変化をもたらす「ある人物の言葉」によって作品の「主題」が表現されやすいということは、意識しておく価値があります。
変化前のマイナスの心情を説明する記号選択問題です。
問四で確認した「変化前のマイナスの心情」から正解は導けるでしょう。ただし、「同じ言葉で選ばせようとする」選択肢(ウの「むいみ」)の“ワナ”には注意が必要です
人物の性格を説明する記号選択問題です。
傍線部の直前を確認しましょう。「…死んでる…老人になった自分…に頭がゆく……のんき坊主のくせに…」とあります。ただし、「完全に言い切る」選択肢(エの「何もかも」)の“ワナ”には注意が必要です。
主題を具体化させた内容を説明する記号選択問題です。
問五で確認した「主題」の内容をあらためて見てみましょう。「過去は…変えられない。それでも…『むいみ』じゃない…」、「…未来は…いま生きてる者の働きで、どんなものにもなる…」。これを具体的に言い換えたものを選べば正解です。
Ⅰ
心情変化のきっかけを説明する記述問題です。
設問では「第四場面の後で…と思うようになります」と説明されています。文章は第四場面までで切られていますから、思ったことを直接確かめることはできません。となると、着目すべきは本文末尾の「新は…自分らがやって行くことの準備をしよう、としてる…」の部分です。これを言い換えます。
Ⅱ
「合否を分けた一題」として解説します。
語句の意味を答える記号選択問題です。
空欄に漢字を補充して慣用的な表現を完成させる問題です。
指示内容を具体的に説明する記号選択問題です。
傍線部(「その議論」)が指示する内容は、直前の文で確認できます。気をつけねばならないのは、傍線部の直後です。「その議論は、子どもの本にもあてはめられ…」とあります。よって、指示内容に「子ども」を含めてはいけないということになります。
筆者の批判の理由を説明する記述問題です。
傍線部直前の「朝…服を選び、…選んだ朝食をとり、…選んでテレビを見て…」の解答根拠です。これらの具体例をまとめれば容易に正解が作れるはずです。
筆者がいったん譲歩して肯定する内容を説明する記号選択問題です。
傍線部で強調される筆者の意見は、同じ文の冒頭の「でも」から始まります。この手前の三つの文を確認しましょう。筆者がいったん譲歩している内容であることが分かります。
筆者が強調するプラスの内容を抜き出す問題です。
傍線部の近くを漫然と探しても解答は見つけられません。ここは設問の「最終的に」という言葉と「指定された抜き出しの範囲」がヒントになります。抜き出し範囲の最後の3行を確認しましょう。「…質の違いを認めて…選ぶことは、創作者の努力を…励ますこと……選ぶことによって…作品の質の維持…に参加している…」とあります。
具体例が強調する意味(要点)を説明する記号選択問題です。
解答根拠は2つ。ひとつは具体例の直後の段落「…伝え方…結果に大きな差が出る」、もうひとつは「具体例の段落の末尾「…正確に…説明する…ことの大事さ」です。
意味が明確な文と曖昧な文とを見分ける記号選択問題です。
比喩的表現によって強調された内容を説明する記号選択問題です。
傍線部は「何」に対しての説明か、それは直前の「…価値は何かがはっきりしていなくてはならない…後世へ価値あるものを伝承していく…」の部分で確認できます。では比喩的表現(「警策」)の意味は? 注釈を確かめましょう。「修行者を打つ棒」です。ここから、各選択肢の末尾を照合すると、ウの「…危うさを意識させてくれる」と、オの「問いを突きつけてくる」に絞れます。問五の答えを思い出しましょう。ウの「自己満足的選択」が不適切であると判断できます。
筆者の意見を説明する記述問題です。
設問では「二点」説明することが要求されています。このような場合、まず「解答根拠を検索する範囲をどのように区別するか」を意識することが大切です。ここでは引用〔Ⅰ〕と引用〔Ⅱ〕を意識しましょう。ひとつめは引用〔Ⅰ〕の手前、問六で答えた内容です。もうひとつは引用〔Ⅱ〕の2つ前の段落の「…本を選ぶときに働くのは…親切心…愛情…」です。
心情変化を具体的に説明する記述問題です。
解き方の手順
①プラスへの心情変化の理由が問われていますが、もちろん「変化前のマイナス」から説明する必要があります。問四と問六で答えた内容を思い出しましょう。
⇒「未来に行っていま自分が生きてることが無意味とわかってしまうことへの恐れ」
↓
②「変化後のプラス」は、問五と問八で答えた内容を想起しましょう。
⇒「いまを生きることで未来を変えることができる」
↓
③以上の二点を、心情変化が明確になるように説明します。強調すべきは、
⇒「未来に向かう前向きな気持ち」です。