ここでは、桜蔭中の出題傾向分析のところで分類したものの中で、特に重要と思われる
①地理、歴史の総合問題
②資料の読み取り問題
③記述問題
についての合格戦略をご提案いたします。
基本的には、社会の各分野のしっかりした基礎知識があれば大丈夫です。ただし、社会の学習で大切なことは、歴史、地理、政治、経済、時事問題等をそれぞれ独立したものと考えないで、それらを相互に関連づけて学習すること。また、桜蔭中周辺の地理や歴史についてはあらかじめ調べておくといいでしょう。
資料の中に隠れている関係やことがらを基礎知識を使って見つけていくことになりますので、まず、歴史、地理、政治、経済、時事問題の基礎知識を盤石にすることが大前提です。特に地理では、地図の読み取りがよく出題されますので、地図記号や尾根や谷、また、縮尺等はしっかり練習しておきましょう。
まず、なにをきかれているのか、設問をしっかり読むことが大切です。その際、出題者の意図も考えられるとなおいいでしょう。自分の知識とリード文を参考にして解答のポイントを書き出します。あとはそれらを論理的につなぎ合わせて文章化する練習をします。できた解答は塾の先生に添削してもらうといいでしょう。桜蔭中の社会の記述問題は理由を説明させるものが多いので、日頃から「なぜそうなのか(そうなったのか)」という因果関係に注意して学習するようにしましょう。