女子最難関として知られる桜蔭中。女子高等師範学校の同窓会である「桜蔭会」により大正13年に設立されました。自主性を重んじる校風の中でも大学進学は抜群で、東大の他医学部に多数の合格を誇ります。
併願校としては浦和明の星・渋谷幕張・豊島岡女子が定着しています。理系の桜蔭と言われることもありますが、国語の入試問題の難易度が非常に高く、2011年度は原爆を落とされた後の日本の様子を子供の視点から描いた文章を出題するなど、高いレベルの読解力を求める学校でもあります。一方、算数は極端な難問の類はあまり出題されませんが、作業量が多い調べ上げ問題や思考の過程をしっかり書かせる答案形式などに特徴があります。従って国語は記述力養成が、算数は答案作成訓練が合格への鍵となります。