2月の新6年生からも各塾のカリキュラムに沿って勉強していく流れを変える必要はありません。ただ、通う塾や扱う教材によっては、思考力の養成に若干の不安を残すこともあります。そこで、私は桜蔭中を志望する受験生に対して、月刊誌「中学への算数」の「レベルアップ演習」のコーナーで、計算・図形・文章題の補強を進めることを提案しています。算数の力が十分に備わっている生徒に対しては「日々の演習」まで取り組むことを薦め、この時期からの添削指導で、算数の実力の早期完成を目指しています。
ただ、この時点でそこまで算数の実力が備わっている生徒の場合は、より伸びしろのある他の科目を優先した方が、桜蔭中の入試問題の合計点で合格最低点を超えることを考えると、学習効率がよいかもしれません。