桜蔭2012年度で合否を分けたのは、Ⅲでしょう。
Ⅰは標準的な太陽と植物の混合問題。
Ⅱは桜蔭志望者なら見慣れた気体発生の計算。特にⅡはサービス問題といってもよいでしょう。
Ⅰ、Ⅱ、は桜蔭志望なら出来て当たり前。
Ⅲが難しかったので、ここでどれだけ粘れたかが勝負を分けた入試問題でした。
解説に移ります。
Ⅲ
問1
(1) ポイントは「板を」動かしたところです。スクリーンを動かさないように!
ここでは、自分で図がかけるかが勝負です。
図1
板を3cm動かすと図のようになります。
①=3cmですから、豆電球からスクリーンまでは「⑧=24cm」です。
(2) 板を動かしても、豆電球からスクリーンまでの距離は変わりませんから、明るさは変わりません。よって、「ウ」
問2 豆電球を真上に動かした図をかきます。
図2
豆電球を上に動かしても豆電球から板およびスクリーンまでの距離は変わりませんから、明るい部分のたての長さは図のように10cmになります。
横の長さはもちろん変わりませんから10cmのまま→円になります。
また、図のように明るい部分の位置は下がります。
1 ア.円
2 ウ.変わらない
③ イ.下がる