これも、市販の問題集(例えば、国語の森から出されている「中学受験用・言葉力1200」など)で補う必要があるだろう。この学習は、心情記述に役に立つので、早い段階(5年生)から取り組んでほしい。毎日、こつこつ学習していこう。
週末に実施される週例テストだが、意外とこれが負担になる。特に解説授業まで受講するとなると、日曜日がまるまるつぶれてしまう。ただでさえ通塾日が3日なので、貴重な家庭学習の時間が奪われ、いつのまにかテストに追われる日々を過ごすことになり、「消化不良」を起こす可能性がある。子供の学習状況に合わせて、取捨選択をする必要があるだろう。
桜蔭中を志望する四谷大塚生は、9月から始まる学校別対策として、「特別コース」を受講するべきである。ただし、この特別コースには選抜方法・受講資格がある。
昨年度だと、7月19(日)実施 第2回合不合判定予備テストにおいて4教科の成績が男女各上位600位以内の生徒、もしくは6年生4教科必修講習の受講生で、8月22日(土)実施 講習会判定テストで合格になった生徒のみ受講できたようだ。
早めに今年度の基準を把握し、準備しておこう。
(早稲田アカデミー生)
早稲田アカデミーは、土曜日にYT教室、土曜集中特訓(6年10月から)、日曜日は、日曜日特訓、NNアタック(4月から7月)・NN志望校別特訓(9月以降)などがオプションとして用意されている。
まず、NNは受講した方がよい。なにせ早稲田アカデミーの最大の「売り」は、このNNであり、看板講師に教えてもらえるチャンスだし、他塾生とも交流できる。まして桜蔭中のNNなら、早稲田アカデミーも相当力を入れてくるので、サービスの質も高いだろう。ただ、このNNに入るためには、選抜テストに合格しなければならない。
だから、NNのテスト対策を早めに行った方が良い。これについては、通塾されている教室で直接聞くしかないが、記述対策はしっかりやっておいた方が良いだろう。
もし万が一NNに合格できなかったら、日曜日特訓か土曜集中特訓で補強してもらうしかないが、桜蔭中志望者ならば、土曜日集中特訓の「桜蔭中の国語」を受講したほうがよいかもしれない。(ただ、これも選抜テストがあり、それに合格しないと受講できない。)
逆に、9月以降のYTテストは受講しなくてもよいだろう。また日曜日特訓は、様子を見てから受講を決めた方が良いだろう。
ただでさえテスト漬けなので、早稲田アカデミーや四谷大塚のテストだけで充分だと思うだろうが、それだけだと情報が偏り、ともすると「井の中の蛙」状態になりやすい。だから、これを改善するために、他塾であるが、学校別サピックス・オープン(9,11月に実施)を受験したほうがよい。そうすれば、桜蔭中の実績が一番高い塾の、桜蔭中の志望者のレベルもチェックできるし、サピックスの桜蔭中の情報やデータが手に入るので、対策も立てやすいだろう。