例年大問が2~3題、総設問数20問前後出題されます。歴史、地理、公民、時事問題が独立して出題されるのではなく、総合問題として入り乱れています。
特に、歴史の比重が大きい傾向があります。また、大問の導入の文(リード文)が長く、歴史の史料や地図、図表・グラフなどの資料の読み取り問題が毎年出題されています。記述問題も1行程度のものだけでなく数行にわたる本格的な設問も見られます。
制限時間は40分で、総設問数20問前後を解くわけですから比較的時間の余裕があるように思われますが、記述問題や資料を読み取る問題のように「考える力」を問う問題ですから、実は、それほど時間の余裕はあるとはいえないかもしれません。したがって、ただ漫然と問題を解くだけでなく時間配分にも注意する必要があります。
歴史の史料、地図、図表・グラフなどの資料を読み取らせて分析させたり、記述問題のような、いわゆる「思考力を問う問題」が最近の駒東社会の特色。
歴史、地理、公民、時事問題は総合問題として組み合わさって出題されることが多いが、特に、比較的、歴史のウェートが大きい。
平成13年度(2001)までは制限時間30分で大問4、総設問数40程度、穴埋め中心の典型的な知識の量を競い、スピード勝負の出題だった。
平成14年度(2002)に試験内容が量・質ともに大幅に変更された。制限時間30分、大問2~3題、総設問数が20問程度に半減しました。平成17年度(2005)に制限時間が30分から40分となり、資料を読み取る問題などの考えさせる問題の比重が高まった。以降、毎年、制限時間40分、大問2~3題、総設問数20問程度の出題形式が続いている。ただし、本年平成22年度(2010)は、制限時間、総設問数には変更がありませんでしたが、一つのテーマ(新潟市)を題材にした大問1の形式でした。
1 新潟市を題材にした地理・歴史の総合問題
地図や図表・グラフ、史料の読み取りがふんだんにあり
1 政治への関わり方と税の仕組みについての問題(公民と歴史の総合問題)
問3は考えさせる問題、つまり、「計算問題」
2 人とものの移動についての問題(歴史と地理の総合問題)
1 史料を用いた歴史の問題
2 自然環境と農業の関係を中心とした地理の問題(米作り、貿易)
1 外交関係を題材とした歴史の総合問題
2 日本と世界の国々との貿易、世界地図についての問題
3 日本国憲法と政治のしくみについての問題
1 中国・朝鮮との関係を中心とした歴史の問題
2 第二次世界大戦後の日本の経済と社会についての問題(地理と公民の総合問題)
1 都市の移り変わりを題材にした歴史の総合問題(一部地理あり)
2 少子高齢化と社会保障制度についての問題