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国語

駒東中入試対策・国語の合格戦略の提案(4ページ目)

文章全体を通して心情(の変化)を問う記述問題

難易度は応用レベル。
基本的には設問の最後のほうに位置していることからもわかるように、これまでに解いてきた設問がヒントになる。

これを踏まえたうえで、

①     文章の結末(傍線部がある場合は傍線部付近)の主人公のセリフを押さえる。→変化後の心情の読み取り
②     ①のきっかけとなった出来事(転)を押さえる。→さらに、そこで何を感じたのかを確認する。
③     ②より以前の心情をセリフや今まで解いてきた設問の解答などを手掛かりに読み取る。

以上の手順で考え、③→②→①の順でまとめていく。

この「解き方」の実践方法

平成21年度 問十三

千恵がエンジ(祖父)の手を強く握ったときの心情を文章全体から考える問題である。

この問題を使って実際に解いてみよう。

まず傍線部11より前の、永代橋を渡る途中でエイジと過ごした日々を思い出しながら、「頭で覚えたことは忘れるかもしれないが、体で覚えたことは決して忘れないだろう。」と心の中で語る千穂のセリフを押さえる。

ここからエンジとの過ごした日々(体験)を忘れたくないと思っている千穂の心情が読み取れる。(変化のきっかけ、感じたこと)

だから、エンジの手を強く握ったということになる。・・決意の表れ(変化後の心情)

次にこれより前の心情を押さえる。これは問十一の選択肢がそのまま解答へ結びつく。

選択肢の内容は、『自分の気持ちを察してくれた祖父と心の結びつきを感じ、その祖父の心遣いに喜びを感じている』というものである。

以上を踏まえて、まとめると解答になる。

『国語の合格戦略の提案』 >> 1 2 3 4
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