A…駒場東邦中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…記述力がないと歯が立たない問題
駒場東邦中では定番の漢字問題です。15問あります。最低でも13問以上は正解したい問題です。
擬態語を選ぶ問題です。
語句問題です。
「大人」とは誰を指すかを考えていきましょう。
傍線部①の直前の内容からアスパラのお母さんだとわかれば、あとは簡単です。
問四と同じ表現ですが、今度の「大人」は「おじいちゃん」であることを確認してから、傍線部の前のおじいちゃんの行動をとらえていきましょう。
他人である「アスパラ」くんと兄弟関係になれると「わたし」が考えている根拠を説明する問題です。「わたし」がアスパラ君の気持ちをよく理解できると思っている点をおさえましょう。
「ねえ、わかるでしょ」と言った母親の心情を説明する問題です。
簡単なことではない=複雑な事情があるという、傍線部の前後に書かれている内容を掴めば解答できます。
アスパラが捨て猫をもらってくれる人を探しまわっていたというエピソードを聞いて、
「わたし」と「わたし」の母親が感じたことの違いを説明します。
傍線部の前後の心情説明をしっかり読み取れれば、解答できるでしょう。
「気持ちの落とし穴」とはどういうものかを考える問題です。アスパラに同情する気持ちが「気持ちの落とし穴」だと言っている点を押さえておきましょう。
「鳥の死骸」が同情される対象である点に気づけば、解答が見つかるでしょう。
問九で解いたように、「アスパラ」と似たような存在として描かれていることも押さえときましょう。
アスパラがいつも笑っている理由を「わたし」が説明しています。
父親の意見に合わせて行動しようとするアスパラの様子を押さえておきましょう。
この「~そうだ」は伝聞の意味を表している点、予想外の出来事である点を踏まえて
解答を選びましょう。
駒場東邦中は国語の基礎力と記述力が要求されます。
語彙力、文脈力、論理的思考力(対比や言い換え)、記述力が身についていない生徒は、駒場東邦中の問題で、かなり苦戦するでしょう。
文章一題構成で、難問が比較的少ないですが、文章中の手がかりをつかみそこなうと、解答の精度が低くなります。過去問の研究は早めに行い、しっかりと対策を立てておきましょう。
では、合否を分けた一題を具体的に見ていきましょう。
駒場東邦定番の百二十字記述です。
基本的には心情の変化や性格を文章全体から読みとって説明する問題です。
今回は「文章全体」ではないですが、心情の変化を対比で説明する問題です。
[1] 「心情の変化」を考える時の原則である、「傍線部の時の心情」→「きっかけ」や
「心情の理由」→「今までの心情」という流れで考えていきましょう。
具体的には「アスパラを守りたい」という心情と、そう思ったきっかけとして
アスパラが成長すれば「悲しみ」がわかるようになってしまうと思ったこと、
この二点を押さえます。
[2] 傍線部やその前の内容から、今の心情とその理由を読み取りましょう。
さらに問7や問8、問⒒から今までの心情を掴みます。
具体的には、両親から捨てられた悲しみを抱えながら、周りの人々に合わせて
受け入れられようとしている点を押さえておけばいいでしょう。
[3] [1]、[2]で考えたことを踏まえ、「今までの心情」→「きっかけ」や「心情の理由」
→「傍線部の時の心情」という順番でまとめていきましょう。