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A…攻玉社中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題
漢字の読み書きに関する問題です。
中学入試ではまだあまり馴染みのない「時代物」です。古めかしい言い回しや、現代には存在しない物を表す難解な語句が、読みにくい印象を強くしてしまいがちです。しかしながら、読み取るべきは「人の心のはたらき」であり、そこに今も昔もありません。受験生には「難解な言葉を気にせず登場人物の心情を丁寧に確かめながら読む」姿勢が求められます。
空欄に擬声語を補う記号選択問題です。
空欄に比喩表現を補う記号選択問題です。
選択肢はすべて「~ように」となっています。この言い方が直接つながる(係る)言葉を確認しましょう。それぞれ、(1)は「開がった」、(2)は「飛ついて」、(3)は「(矢を)立てて」という言葉に係ります。
傍線部の主語にあたる言葉を抜き出す問題です。
短い台詞に込められた心情を説明する記号選択問題です。
台詞(「さあ」)だけを見ていても何のことだかさっぱり分かりません。ここに込められた心情を探るために、前後の台詞を確認してみましょう。直前の「…うまい事を考えついて…」と、次の「何うだ…判るまい…」からは、「自分のアイデアを得意げに見せつけようとする」気持ちが読み取れますね。
傍線部と同一の内容を示す言葉を答える記号選択問題です。
同じ言葉であっても異なる複数の意味がある場合、それを理解できているかどうかが問われることはよくあります。この場合、同じ「弁慶」でも「本物」か「にせもの(人形)」かという違いが区別できていれば、悩むことなく正答できます。
心情の理由を説明する記号選択問題です。
傍線部の後を丁寧に確認しましょう。「自分の名声も…地に落ちたか…」、「…落目になると、こうも侮られる…か」とあります。では「侮られる」とは具体的にどういうことか。事実を確認しましょう。「…自分の名を聞いただけで、逃げる…だろうと、高をくくって…きたが、…たかって来られると、本気にならない訳にはいかなかった」とあります。「予想に反して、敵が自分に立ち向かってきた」ということが分かります。
語句の意味を説明する記号選択問題です。
表情・様子からうかがえる心情を説明する記号選択問題です。
傍線部の手前を確認しましょう。「…藁人形の弁慶は…矢を立てて、突立って…」、「敵は…未だ矢を射かけて…」、「…兵が…及び腰で…」とあります。これを言い換えると「自分が思いついた藁人形の作戦が成功している」ということになります。
台詞の意味を説明する記号選択問題です。
直前の出来事と心情の移り変わりを丁寧に確認しましょう。「…敵が現れた…少しもひるまずに…」、「『…矢張り駄目かな』と思った」、「『人形だと思っている…かも…』」、「(敵が)躊躇しだした」とあります。ここで対比的に意味を整理しましょう。「人形→ひるまない」⇔「本物→ひるむ(躊躇する)」となります。
「合否を分けた一題」として解説します。
文章の主題を説明する記号選択問題です。
問十で確認できた内容を「抽象化」した説明が見えてくるはずです。
※著作権の都合上、本文が掲載されていません。
空欄にあてはまる言葉を抜き出す問題です。
筆者の疑問の理由を説明する記号選択問題です。
傍線部を言い換えた内容を説明する記号選択問題です。
筆者の批判を具体的に言い換えて説明する記号選択問題です。
傍線部の内容を言い換えた言葉を抜き出す問題です。
傍線部を言い換えた内容を説明する記号選択問題です。
筆者の見方を具体的に説明する記述問題です。
空欄にあてはまる言葉を答える記号選択問題です。
文章から読み取れる内容を説明する記号選択問題です。
文章の特徴を説明する記号選択問題です。
「文章の特徴」を説明する問題は受験生を悩ますものの一つでしょう。まず、選択肢の説明(「生き生きと」とか「効果的に」など)が適切かどうかを明確に検証することが困難です。また、ある特定の内容に注目すれば正解できるというものでもありません。
解き方の手順
①ここでは「検証困難な内容については、判断を留保する」ことをおすすめします。あくまでも「適切かどうかを明確に判定できる」ところに注目していきましょう。
⇒アの「一役かっている」、イの「生き生きと」、ウの「うまく活用」、エの「克明に」、オの「印象を読者に残して」、カの「叙情感あふれる筆致」などでは判断しない。
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②さらに、「文章のラストから確認する」ようにしてみましょう。これは問十一のような「主題」に関する設問においてもあてはまることです。具体的に確認してみましょう。
⇒最後の一文には「残りの者は…蒼白になってしがみつき…」とあります。これは「…弁慶は…夢を見乍ら、いい気持になって…大薙刀を倒した」ことによるものです。
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③このラストの描写とは明らかに食い違う説明をしている選択肢が浮かび上がってくるはずです。