(1)まずは開成学園「四つの言葉(校風)」を理解しよう!
ズバリ!屈指の名門校、開成中学の校風を知るポイントは4つあります。「開物成務」「ペンは剣よりも強し」「質実剛健」「自由」。それぞれ、どのような意味なのでしょうか?そして、どのように学園生活に反映しているのでしょうか。
① 校名の由来となった「開物成務」を知ろう。
「開物成務」というのは、開成学園の校名の元になった言葉です。紀元前7世紀の儒教の基本書物である五経の筆頭に挙げられる経典『易経』にある言葉で、日本語式に読むと「物を開き務めを成す」と読み、万物を開発してあらゆる業を成し遂げること、また、人々の知識を開いて当然の職務を成就させることを意味します。
「物」とは、ここでは、「人物」のことを意味します。従って、「物を開き、務めを成す」とは、「人としての知性・人間性を開発し、人の成すべき責務・事業を成し遂げる」という意味です。勉強にたとえるならば、「学力を充実させ、自らの人間性を開発し、自分の将来・人間の未来に役立てる」といった意味になるでしょう。開成学園では、この「物を開<=知性・人間性の開発」を大切にしたいと言っています。
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