② <開成高校>
配布された資料によると、高校では、2013年度より完全実施される新学習指導要領を踏まえたカリキュラムを導入しています。中学同様6日制・34時間授業を実施し、習熟度別のクラス編成は行わず、生徒の学習への意欲と自主性を尊重し、日常の勉学=「授業」がものであると認識されています。
開成では高校入学時に外部から100人の新入生を募集します。高校1年次にこの100名は1年間別のクラスを編成し、高校2年から内部進学 との混成ク
ラスとしています。特に高校からは理科・地歴・公民・芸術はきめ細かい選択となります。
「総合的な学習の時間」として、高校1年次の学年旅行を「研究旅行I」(1泊2日)、高校2年次の学年旅行を[研究旅行・](4泊5日)、として、各1単
位ずつ設定しています。これは学年の担当者と組織的に構成された旅行委員会の生徒たちが企画運営した旅行を中心に、事前・事後の研究や調査をしながら、多様な科目を横断的かつ総合的に学んでいくカリキュラムとなっています。
これは従来開成高校においては学年相互の努力によってなされてきたことの再確認であり、まったく新たな内容をはじめるというものではありません
3学期制で1,2学期の中間テストと各学期の期末テストの計5回の定期考査(高3は2学期末までの4回)が実施されることは、中学と基本的に変わりません。ただ、高校1年次に年2回英数国の実力考査があり、高校2年次に英数国のみが2回と英数国理社が1回の計3回の模擬試験があり、高校3年次には英数国理社の模擬試験が年4回あることが中学との大きな違いです。
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