(2)成長を実感する高校生活~エリート校ならではの盛りだくさんの行事を知りましょう。
① <高校1年生>
開成での高校1年の位置付けは、二大行事の「文化祭」「運動会」は高校2年生が主体となるため、1年生はその準備の学年に当たります。また、2学期の後半からは、大半の部活の責任者が高校1年に代わるので、まさにその指導力・責任感の問われる学年になります。
高校生になると年に2回、英数国の実力考査が行われるようになり、授業内容も深まります。自ら考え、自ら学ぶ学習がますます増えていきます。
新入生の100名は高2から内部進級性との同一のカリキュラムに追いつくために、それなりにハードな時間割が組まれますが、生徒たちは、思いのほか開成での自由な青春を満喫しているようです。
学年旅行は生徒たちの自主性に任せて決めるとは言っても中学生のうちは教員指導の下、旅行委員会が話し合い、行く先や行程などを決定しているのが実情のようです。しかし、高校生の学年旅行は、目的地も全校投票で決定するなど生徒たちの自主性が強くなってきます。
高1の1泊2日の学年旅行は総合学習の時間の一環であり研究旅行Iの単位にもなります。また、この旅行は新入生と内部進学生の親睦を図るために、クラスを超えた班編成を行なったり、夕食時や各コースでも交流を図るための企画が持たれました。
今年度は愛知方面に行き、班別に分かれそれぞれアサヒビールエ場、大同特殊鋼工場、東山動植物公園、明治村、セントレアの見学をしました。2日目は生命の海科学館・蒲郡オレンジパーク、地引き網・シーカヤック、ヨット・豊橋総合動植物園、八丁味噌・岡崎城・トヨタエ場、デンソー・トヨタ産業技術会館、ヤマハエ場・クイック浜名の6コースに分かれて見学しました。地引き網コースの生徒たちは事前の調査で、蒲郡市観光協会が奨める修学旅行の誘致事業を探し、生徒一人につき1000円補助される制度を利用した。一行30名は地元漁師さんらの指導で西浦パームビーチでの地引き網を体験し、約20キロもの大漁に驚いていた。
記事はいまのところありません。