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突撃・取材ルポ

開成中入試対策・【3】『伝統の筑付との対抗戦に開成の一員となった実感』(2ページ目)

②   <開成中学2年生>

 同じ学び舎での1年があっという間に過ぎ、大勢の友達ができ、互いに刺激となり、多く生徒たちの探究心や学習意欲はますます向上していくようです。開成中学の授業は各教科とも基礎固めに主眼を置いています。

もちろん授業内容は豊富で質が高<、進度の速い科目も少なくありません。しかし暗記に頼ったり、いかに速く答えを出すかにこだわっても伸び悩むことになりかねません。あせらず時間をかけて納得するまで勉強を継続することを大切にするのが開成流といえるでしょう。つまり、暗記するだけでは答えは書けても実際の学力は身につきませんから納得の指導法といえると思います。

 また学園生活では運動会・文化祭・クラブ活動などは一度経験し、慣れてきたせいか中1の頃に比べて発言力を増し、学年旅行の計画・立案も前年度よりはるかに進歩したレベルの活動ができるようになってきます。たった一年間とはいえ開成で学園生活を送った成果が現われているのではないでしょうか。

 紹介によると、中学2年の学年旅行は、毎年1泊2日で行われ、今年は0泊2日、夜を徹して浅間山を越えるという企画を行ったとあります。

「峠を越えろ!限界を超えろ!~徹夜解禁星空の遠足~」をテーマに、長野県小諸市から群馬県嬬恋村へ、浅間山の車坂峠を登って降りるルート全長27kmを全員で歩いたようです。

「3,4人ずつのグループを組み、仲間とともに歩くと一人ではつらい行程も仲間同士声を掛け合い、励ましあうことで乗り越えられるという経験をしてきました。」と収穫があったことも綴られています。

また、「昨年の東日本大震災の折り、都心でも交通網がストップして多<の帰宅難民が出ました。今後、同様に交通網が麻痺する事態になっても、今回の旅行を思い出して、心を奮い立たせて欲しいという願いも込められた企画でした。」と、この行事に込められた真意もここに紹介されています。

生徒たちにとっては、夜を徹して歩いたことも初めて、夜道をヘッドライトの灯りを頼りに歩いたのも初めて。27km歩ききったのも初めてと何から何まで初めて尽くしの旅行でさぞかし生涯忘れえぬ思い出だったことが窺えます。

 

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