[1] |
問1 (1)A(2)A 問2 (1)B(2)B |
---|---|
[2] |
問1 (1)A(2)B 問2B 問3B |
[3] |
問1A 問2A 問3A 問4A 問5A 問6A 問7A 問8A 問9A |
[4] |
問1 ①A②A③A 問2A 問3A 問4 (1)A(2)A |
[5] |
問1 ①A ②A ③A ④A ⑤A ⑥A ⑦A ⑧A |
A:城北中学校合格を目指すなら必ず得点したい問題
B:やや難しく差がつく問題
C:難問
今年度(2016年)の城北中学の理科は大問5題の構成でした。【1】はバネに関する問題。【2】は力のつり合いに関する問題。【3】は気体の性質に関する問題。【4】は動物の冬越しに関する問題。【5】は川の流れと地形に関する問題でした。【1】と【2】は標準的な力学の計算問題。【3】~【5】は化学・生物・地学各分野の基礎知識を問う出題でした。全体的に理科の正確な基礎知識と基礎知識に基づいて考えさせる問題の出題でした。日々の学習では、単に理科の基礎知識を丸暗記するのではなく、「なぜそうなのか?」各単元の根本原理を理解することが大切です。
(1) バネには100ℊの力がかかっているので、バネの全長は22㎝です。
(2) バネには200ℊの力がかかっているので、バネの全長は24㎝です。
(1) 100ℊの力をかけると1つのバネには50ℊずつ力がかかるので、バネは1㎝のびます。これは200ℊの力で2㎝のびているアと同じです。
(2) 100ℊの力をかけるとそれぞれのバネに100ℊずつかかるので、バネは2㎝ずつのびます。つまり、100ℊの力でバネは4㎝のびます。これは、50ℊの力で2㎝のびているウと同じです。
(1) 体重計の値はA君が引いた力だけ小さくなります。40−15=25㎏。
(2) A君と台と体重計の重さをひも2本とはかりで支えています。40+10−15×2=20㎏。
A君は台ごとはかりから浮き上がったのではかりには力はかかっていません。A君と台と体重計の重さをひも2本だけで支えています。(40+10)÷2=25㎏。
⇒合否を分けた一題参照。
①0.27÷2=0.135ℊ、②0.05÷6=0.0083ℊ、③0.35÷5=0.07ℊ、④0.61÷4=0.1525ℊ、⑤0.55÷3=0.183ℊ。0.12ℊより軽い気体は②と③です。
二番目に重い気体は④です。
気体は温度が上がると重さは変わりませんが体積が膨張しますので、同じ体積で比べると軽くなります。
酸素の発生には過酸化水素水と二酸化マンガンが用いられます。
水素は燃えると水になります。
アンモニアはアルカリ性でBTB液は青色になります。
塩酸は塩化水素が水に溶けたものです。
二酸化炭素は地球温暖化の原因となる温室効果ガスです。
燃料電池車は水素を燃焼させるので、酸素と水素が必要です。
①タンポポの冬越しは冷たい風にあたらないようにロゼットになります。
②変温動物は気温によって体温が変わる動物です。
③変温動物は秋に栄養を蓄え冬に冬眠します。
カエル・サンショウウオは両生類です。ヤモリ・カメ・ワニはは虫類です。
泡の中に空気の層ができて熱の放出を防ぎます。セーターも空気の層で熱の放出を防ぎます。
ユキウサギやライチョウの毛や羽毛が冬に白くなるのはまわりの風景にまぎれて、天敵から身を隠すためです。これを擬態といいます。
川の上流では傾きが大きいため浸食作用が強い。
浸食作用の結果、V字谷などの地形が発達します。
傾きが小さくなると運搬作用が弱い。
川が山あいから平野に流れ出すところには扇状地ができます。
川が蛇行しているところでは三日月湖ができます。
河口では三角州ができます。
下の地層ほど古い地層になります。
地層の重なり方から堆積時の環境を知ることができます。
台におもりを乗せて、A君がひもを引いて台ごと浮き上がることができるためには、乗せることができるおもりの重さは何㎏よりも小さくなければなりませんか。
(【2】問3より)
【解説】
A君がひもを引く力は最大でA君自身の体重と同じですので40㎏です。A君が台ごと浮き上がるということなのではかりには力がかかっていません。つまり、A君と台と体重計とおもりの重さの合計をひも2本で支えています。ひも2本にかかる力は40×2=80㎏です。よって、おもりの重さ=80−40-10=30㎏。