一 | 問1A 問2A 問3B 問4A 問5B 問6A 問7A 問8B 問9A 問10A |
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二 | 問1B 問2A 問3A 問4A 問5A 問6A 問7A 問8B 問9A 問10A 問11B |
A…城北中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題
語句の意味を説明する記号選択問題です。
問いかけの答えにあたる要点を具体的に説明する記述問題です。
本文の4段落目に「なぜそんなことをする…か」という問いかけ表現があります。「そんなこと」とは、手前の「自分…を…低く設定する」こと、つまり「謙遜」です。
よって、この問いかけの答えにあたる内容を確認すれば解答できます。「…よく分からない相手がするから」、「相手…を無視し……たら、相手は気を悪く…」とあります。
対比的に強調されているマイナスの内容を答える抜き出し問題です。
設問が示す傍線部は文章の冒頭の文です。ここからまた読み直すように答えを探そうとすると大変なことになります。解答はかなり離れたところにあるからです。11段落に、プラスとマイナスの対比で要点が強調されている部分(「…『相手にも…立場がある』と考えることは重要…」「…『自分の立場』を主張するだけ…足をすくわれてしまいますから」)があります。文章を読んでいるときに意識的にチェックしていないと、解答の検索は困難であると思われます。
筆者の批判の内容を説明する記号選択問題です。
傍線部直後を確認しましよう。「…『謙遜』とは思わず、そのままに受け取って…」とあります。この内容に「最も意味が近い」説明は、迷わず選択できるでしょう。
「合否を分けた一題」として解説します。
筆者の意見を示す傍線部を言い換えて説明する記号選択問題です。
傍線部直前を確認しましょう。「本当はえらいのに一段下げるのが謙遜…」とあります。
筆者の意見につながるプラスの内容を答える抜き出し問題です。
まず傍線部のマイナス(「バカ」)について強調されている部分を確認しましょう。4段落の傍線③以降ですね。その後で、プラス(「まともな相手」)の説明が続きます。問3と同様に、これも、文章を読んでいるときに意識的にチェックしていないと、解答の検索は困難でしょう。
筆者の意見の理由を説明する記号選択問題です。
まず傍線部直後を確認しましょう。「負けなければいい」とあります。さらにその理由を確認したいところですが、ここで悩んでしまった受験生は少なからずいるのではないでしょうか。実は傍線部の「人間だって」がヒントなのです。直前の段落の「動物にとって重要なのは、自分のテリトリーを守って負けない…こと」とありますが、これが「人間にもあてはまる」ということに気づければ、一気に正解に近づくことができます。
筆者の批判が強調されている部分を答える抜き出し問題です。
傍線部は問いかけの表現になっています。この答えにあたる内容は、直後の段落の末尾(「『負けないだけでは安心出来ない』…不安」)と、2つ後の段落(「『…不安状態』を抱えた人間は、『勝つ』という過剰がなければ収まらない…ではないのか」)にあります。どちらもカギ括弧で強調されているので、検索しやすかったのではないでしょうか。
本文の内容に合う説明を選択する記号問題です。
選択肢を吟味するときには「様々な論理の“ワナ”」を見破る視点が求められます。なかでも「部分(「~ことがある」)を全体(「必ず~になる」)のように説明する選択肢にはすぐに気づけるようにしておきたいものです。
心情や状況を表現している脱文を戻す抜き出し問題です。
脱文に表現されている心情(「みんなぽかんと…」)から、本文の空欄の直前(「おぉ、というどよめき」)に注目した受験生が多かったはずです。ところが、ここで脱文を戻して丁寧に確認すると、意味のつながりがおかしくなってしまう(「…どよめきがまず…歓声…が爆発…ぽかんと…」!?!?)ことが明らかになるのです。
ここで、「みんな」が「ぽかんと」している所がもう一箇所あることを思い出せれば、すぐさま正答できるでしょう。
心情を表す台詞の理由を説明する記号選択問題です。
解答根拠はしばらく後の空欄の直後(「…こんなさわぎが続いたらたまんない…」)で明らかにされています。選択肢で悩むことはないでしょう。
人物の様子を具体的に説明する記述問題です。
傍線部が表現している心情(「言葉を失った」)が「おどろき」であること。そして、その理由となる事実(「優季の髪は…金色に…」)が、傍線部のすぐ後で確認できること。いずれも多くの受験生にとっては簡単なことと感じられたのではないでしょうか。
状況を答える抜き出し問題です。
問2とセットで確認できる内容です。易問でしょう。
様子や行動にこめられた心情を説明する記号選択問題です。
傍線部の直前(「…一瞬…隠れるように…」)とその後(「…目もくれず…まっすぐに栗原さん…へ向かった」)の言動に表れた心情を丁寧に確認してから選択肢を読めば、悩むことなく正答できるはずです。
様子や行動にこめられた心情を説明する記号選択問題です。
問5とセットで確認できる内容です。傍線部直後の台詞の末尾に「…気分いいね」とあります。マイナスの心情でないことは明らかですね。
様子や行動にこめられた心情を説明する記号選択問題です。
これも易問。傍線部直後に「ごめんね…ひどいこといって…ごめんなさい」とあります。
様子や行動にこめられた二人の人物の心情の違いを説明する問題です。
短い言葉をあてはめて説明を完成させるタイプの設問ですが、その言葉は文章からは検索できません。「自分の言葉」です。「うなずいた」という動作から「…思いに『共感』している」と答えるのは、さほど難しいことではないと思われます。しかし、もう一つはどうでしょう。「身動きひとつせず…耳をかたむけている」という様子から5字以内の言葉がすぐにアウトプットされるかどうか? 実は空欄の直前の助詞がヒントになっている(「…思いを『 』こと…)のですが、意識した受験生は意外に少なかったかもしれません。
台詞に示された内容を具体的に説明する記号選択問題です。
傍線部直後の確認で、迷わず正答できる易問でしょう。
心情を具体的に説明する記述問題です。
傍線部の「いいなあ」にこめられた心情が、6行後の「うらやましかった」であることに気づければすぐに解答できる易問です。
心情を具体的に言い換えた内容を説明する記号選択問題です。
傍線部直前の心情表現(「…三人でわあわあいいながら掃除するのはわるくなかった」)を文字通り具体的に理解するのではなく、「心のつながり」「喜び」というように抽象化する力が求められていると言ってよいでしょう。やや難しい問題です。
知識問題です。
漢字の書き取り問題です。
前後の意味のつながり(逆接)を説明する記号選択問題です。
解き方の手順
①傍線部が示す接続関係を確認しましょう。
⇒「…にもかかわらず」)⇒「逆接」
↓
②傍線部の直後の内容を確認しましょう。
⇒「謙遜…はあまりよく言われません」
↓
③傍線部の前で強調される意味を導きましょう。
⇒「謙遜についてのプラスの説明」
⇒よって、正解は、ア。
ところが、いきなり直前の内容を見てしまうと、どうでしょう。「目に留まった言葉と同じ言葉がある選択肢を選びたくなる」受験生は、ウとエに絞ってしまうでしょう。差が生じやすい設問のひとつであると言ってよいでしょう。