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社会

女子学院中入試対策・社会の合格戦略の提案

出題分野による戦略

1  ある特定の地域(たとえば、東京都大田区)に関する総合問題
2 ある特定のテーマ(たとえば、エネルギー資源と地球温暖化)に関する総合問題
3 女子学院中学と関係のある地域に関する地理と歴史の融合問題

女子学院中の社会は、地理、歴史、公民の3つの分野からまんべんなく出題されますので、3つの分野を一通り学習しておくことは言うまでもないことですが、3つの分野を個々別々に学習するだけでは不十分です。

なぜなら、女子学院中の社会は、ある特定の地域やテーマに関して総合問題として地理・歴史・公民の3つの分野のうちの2つ以上の分野が組み合わされて出題される傾向があるからです。したがって、地理・歴史・公民の3つの分野を相互に関連させて学習することが大切です。そのためには、自分である地域やテーマに関する地理・歴史・公民の関連する知識をすべて書き出した「まとめノート」を作ってみることをお勧めします。

また、女子学院中学の発祥地(平成23年度)や女子学院中の修学旅行の地域(平成19年度)に関する問題も出題されていますので、女子学院中学と関係のある地域の地理や歴史についてはあらかじめ調べておくことが賢明です。

出題形式による戦略

資料(地形図、図表・グラフなど)の読み取りの問題対策

資料の読み取り問題は、特に、地理や公民の分野で毎年出題されます。地形図の読み取りのためには、地図記号、方位、縮尺、等高線などの地形図のきまりを正確に理解することが大切です。また、教科者や参考書に載っているようなグラフ・統計などは基本的なものはおさえておきましょう。特に、日本の主な貿易相手国や国際政治によく出てくるような国は、必ず世界地図で場所を確認しておきましょう。

記述問題対策

女子学院中の記述問題は、理由を1~2行程度の短い文で説明させるものが多いです。日頃の社会の学習では、単なる知識の丸暗記で終わらせるのではなく、「なぜ?」という問いかけを常に意識するように心がけて下さい。地理・歴史・公民、3つの分野とも原因と結果の関係(因果関係)が記述問題でもっともねらわれやすいところです。自分のことばで簡潔に説明できるようにしておきましょう。

記号選択対策

最近、女子学院中の記号選択問題では、「間違っているものをすべて選びなさい」というように正解の数を指定しない「いやらしい問題」が出題されています。正解が1つなのか2つなのか、あるいはそれ以上なのかわかりません。このタイプの問題は難関中の記号問題に多いのですが、あいまいな知識では歯が立ちません。正確な基礎知識を身につけること、これしかありません。

並び替え問題対策

歴史の分野では、時代や年代の古い順に記号を並び替える問題がしばしば出題されます。これは、歴史の「流れ」を問う問題ですが、このタイプの問題が苦手だという生徒は実はけっこういます。以前、細かい年号はひとつひとつすべて暗記しているのだけれど、それがどの時代なのかわかっていない生徒がいました。その生徒は、ものすごい努力家で、すべての年号を「ごろ合わせ」で覚えていたのです。

その努力は多としますが、これはあまり効率的な歴史の学習方法だとは思いません。歴史の学習で一番大切なことは、時代と時代やことがらとことがらの原因・結果の因果の「流れ」をつかむことなのです。この「流れ」を日頃の歴史の学習の中で意識しておくことこそが、並び替え問題に対する最良の対策になります。

類似校の問題によるトレーニング

女子学院中の社会のような客観タイプの問題を出題する中学の過去問を解くことも是非やってみてください。時間配分やスピード感が養えます。
男子校では、開成中学、慶應中等部。
女子校では、東洋英和、豊島岡。
共学校では、渋谷幕張などが類似問題を出します。

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