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理科の合否を分けた一題

女子学院中入試対策・理科の合否を分けた一題(2013年度)(2ページ目)

(3) これは、極端に潰した図を自分でかくことが重要です。問題に示された図では、はっきりしません。
図3
2013_gouhi_rika-3

地表面の線と地表面に垂直な線との角はもちろん90°
地表面に垂直な線と地軸とのなす角が45°ですから、図3のような直角二等辺三角形がかけます。
明らかにAの方が長くなっています。→「ア」

(4) 中心から極までの長さを1000にそろえるのがよいでしょう。
ウは
中心~赤道:中心~極
=1040:1020
=□:1000
□ =1019.6
中心から極までの長さを1000にそろえたとき、中心から極までの長さが1000に近いほど球形に近いですから
ア:1020 イ:1040 ウ:1019.6
より
「ウ→ア→イ」

2.「地球の表面積」に対する「その高さより高いところの総面積」のグラフです。これは初めて見た、という受験生がほとんどでしょう。そこがねらいです。初めて見るグラフの意味を理解し、読み取る力を試しています。
ポイントは「総面積」になっているところです。その高さの面積ではなく、その高さより高いところの合計になっている!気付けたでしょうか?
本当に分かっているかは(2)(3)ではっきりします。
(1)

  1. ここはただグラフの目盛りを読むだけですね。
    「10」
  2. 陸地は海水面より高いところの合計ですから、海水面の線とグラフが交わっているところの目盛りを読むだけです。
    「30」
    目盛りは大体でかまいません。28、29でもよいでしょう。
  3. 残りが海洋になりますから
    「70」

※イの解答が28→72、29→71

(2)まず、大陸棚がグラフのどこまでかを考えます。「海岸から続く、海底の傾斜がゆるやかなところ」です。深さ200mあたりから急に下がっていますから、ここまでです→図4
図4
2013_gouhi_rika-4

そしてそれが何%か?
はじめに述べたように、グラフはその高さまでの合計が表されています。
深さ200mあたりの目盛りを読むと34%くらい
ここから、陸地である30%を引かなくてはいけません。
よって「ア」の5%がもっとも近くなります。

『理科の合否を分けた一題(2013年度)』 >> 1 2 3
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