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算数

本郷入試対策・算数の合格戦略の提案

過去問を通して問題配置と時間配分に慣れよう

本郷中学校の入試問題は、ほぼ毎年問題配置のパターンが決まっているため、市販の過去問集を1冊やってみればそのパターンは大体確認できるでしょう。(ただし、市販の過去問集は3回目入試の問題まで載っていないので、学校説明会で過去問は入手しておきましょう)また、出題されやすい範囲も比較的判断しやすいので、これも過去問を通して、特に苦手分野の克服に努めましょう。

数論・速さ(グラフ込み)、立体図形はほぼ毎年出題されていますので、この分野はできるだけ応用問題まで解きすすめる必要があるでしょう。試験時間の関係から、最終的には捨て問にしなければならない問題が毎回4問前後ありますが、過去問演習時においてはできるだけ粘って、最後まで解いていくことをおすすめします。

小問17問前後に50分ですから、普段受けている模擬試験よりも時間の余裕は持てるはずです。個々人の安定した時間配分方法を早い時期に確立するように過去問演習を使いましょう。

真の算数の実力をつけましょう

本郷中学校の入試問題は、塾において2~3年勉強してきたお子さんが普通に解いてみれば30点前後は取れる問題が出題されています。さら、本郷中学校を志望校として受験勉強をしてきたお子さんが解いてみれば、さらにプラス20点は取れる問題が出題されています。

ところが、ここまででは合格者の枠には入れません。ここからあと15点、問題数にして2~3問を正解することで合格者の枠に入ることができるのです。本郷中学校は入試情報を惜しみなく公開する学校ですので、足繁く学校説明会に参加されれば、今年度の入試問題がどのような範囲から、どのようなレベルの問題をどれくらい出題されるのかが、大体検討がついてしまいます。

ですから、ヤマが当たった的な運に任せたような入試はまったく通用しません。反対に情報公開が進められているということは、真の実力が試されることになるのです。したがって、普段の学習においては、分野や範囲に偏りを持たすことなく、
バランスのよい、そして、深い学習を心がけて取り組みましょう。

『算数の合格戦略の提案』 >> 1 2
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