本郷中学校は年々偏差値を上げています。かつては上位校の滑り止めだった感がありましたが、今では偏差値も合不合判定やセンター模試では60前後、サピックスオープンでは55前後と完全な上位校の仲間入りを果たしています。さらに、サピックスでは学校別の対策クラスに本郷がありますので、他の大手塾に比べ、本郷中学校への肩入れ具合が違うところも偏差値の押し上げに貢献しているでしょう。
ただし、この辺りにある学校はちょっとしたことで偏差値や受験者数の変動が起こりますので、学校説明会の様子や各種模擬試験においての志望者数の推移をよく見ておくことが重要でしょう。たとえば校長先生が変わり、学校説明会での話しの内容が変わることで、翌年の受験者数が大幅の減り、さらに翌年の偏差値が大きく下がってしまうなどということはよくあることです。
本郷中学校に関して言えば、大手塾の肩入れや、大学合格実績も人気上昇に拍車をかけていますが、そもそものきっかけは、かつてないほどの入試情報のオープン化に踏み切ったことがその始まりだったといえるでしょう。私立校の先生をしつつ、大手塾での指導もされていた先生が本郷中学校の校長として赴任されたことで、入試情報のオープン化が始まり、各点数の開示はもちろんのこと、かつては考えられなかった、個人の入試結果についても応えるようになりました。このようなことが、保護者や塾からの信用を勝ち取り、しいては学校そのものへの信用へとつながっていったと考えられます。
本郷中学校の場合は、校長が変わった後も路線変更をせずに継続したことが今日につながっているのでしょう。
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