カトリック修道会マリア系男子校のひとつで、最古の歴史を持つ学校です。カトリック精神に基づいた教育を施し、宗教的情操を豊かにすることを目的としています。語学学習にも力を入れていて、英語のほかにフランス語も必修となっています。
大学合格実績は比較的安定していて、卒業生170名程度に対し、毎年東大に10名前後、早稲田・慶應には100名以上合格者を輩出しています。特に医学部志向が強いためか、私立大医学部に毎年多くの合格者を輩出しています。2011年には東京医科歯科大に合格者を出しました。現役合格率は55パーセント以上と、進学校でも比較的上位の合格率を誇っている一方でサッカー部も強く、全国大会に出場したこともあるなど文武両道の学校です。
暁星中は麻布中や駒場東邦、慶應普通部などの志望者の併願校としても有名です。
入試問題の傾向としては、思考力や記述力を試す良問が多いです。いわゆる難問はあまり出題されませんが、算数なら文章題が長く、規則性も場合の数と組み合わせて出題されるなど、手を動かしながら、条件整理をしていくことが不可欠ですし、国語も百字程度の記述や作文が出題されます。社会、理科も作図や論述が出題されますので、しっかりとした記述対策が必要な学校といえるでしょう。