慶応普通部の算数で合格レベルに達するためには、計算力と基礎力があるのは当たり前です。
標準レベルの問題を確実に正答するのに必要な計算力・基礎力を充実させるためには、以下のように勉強してみましょう。
『ドクターが自信を持って薦める計算・基礎力養成法』
1 1週間の曜日ごとの家庭学習の予定を決める
2 基礎固めにはまず1つのテキストに集中するのが有効
3 問題量をこなす
4 テキストを何度も繰り返して仕上げる
受験を成功させるために絶対必要なことは、家庭学習の充実です。家庭学習の中心となるのが、テキストの復習になると思われますが、その復習をいつどのように行うのかを5年生のできるだけ早い時期に確立させる必要があります。
基礎力を充実させるのに欠かせないことは問題の量を数多くこなすことです。
その際に注意しなければならないことは、手当たりしだい色々なテキストを解くのではなく、まずメインテキストを一冊仕上げることです。
大手塾に在籍している場合は、そのメインテキストを一冊、もしくは1セット仕上げることにより、基礎の確認と標準レベルに対応できる力の土台作りができます。
試験は時間との勝負です。慶応普通部の算数は60分や90分という時間で行うのでしたら、
合格ラインと考えられる7割前後の正答率は決して難しくないという生徒も40分で行う場合この正答率はそう簡単ではありません。
6年生の夏休み頃から、時間を意識した学習が必要になるでしょう。過去問を時間を計って実際に行ってみることで、どれだけ解くスピードが必要になるのかを実感するはずです。
解くスピードを上げる必要性を認識した場合、夏休み以降の家庭学習において標準レベルの問題を時間を計りながら解いてみるのがよいでしょう。
ただここで1つ問題があります。
慶応普通部で出題される標準問題1題にかけられる時間の目安を個人で知ることは難しいということです。
また解く時間の目安を具体的に教えている塾は少ないと思われます。
受験ドクターでは、スピード対策も兼ねて過去問や類題を本番にかけられる目標時間を設定して演習を行っております。
慶応普通部の試験で、合格ラインに到達するのに必要なことの1つにケアレスミスをしないということがあります。
合格ライン(65~75%)が高いため、1つのケアレスミスが命取りになります。
普段の家庭学習から、ケアレスミスに対する意識を高めて、ケアレスミスをした場合はなぜミスをしたのか原因を見つけてもう一度解き直しをするのがよいでしょう。
その際にケアレスミスをどういう場合にするのかをチェックしてよく反省して下さい。
ケアレスミスと問題に取り組んでいる時の姿勢・意識・集中力とは関連性があります。正確さに対する高い意識を常に持っておきましょう。