問1 | A |
---|---|
問2 | A |
問3 | (1)A(2)B |
問4 | A |
問5 | A |
問6 | A |
問7 | A |
問8 | A |
問9 | A |
あ | A |
---|---|
い | A |
う | C |
問1 | B |
問2 | A |
問3 | B |
問4 | C |
問5 | B |
問6 | B |
問7 | A |
問8 | B |
問9 | A |
問10 | A |
問11 | B |
問12 | B |
問13 | A |
問14 | (1)A(2)A |
問1 | (1)A(2)A |
---|---|
問2 | (1)B(2)A |
問3 | B |
問4 | A |
問5 | (1)B(2)B |
A:易しい(雙葉中合格を目指すなら確実に正解すべきレベル)
B:標準的(ややまぎわらしいが落とせないレベル、ここで差がつく問題)
C:難しい(受験者の大半ができないため差はつかない問題)
全体を通じて、例年の雙葉中の難易度通りの問題でした。選択問題は「正しくないもの」が正誤問題のおよそ2/3程度出題されていることが特徴でした。用語を直接問うているものではないため、入念に選択問題の対策を立てなければ、確実に正答することは難しいのかもしません。数問、はっとさせられる問題が出題されましたが、取捨選択して先に進むことで合格する答案をさせることができました。また、記述問題は総じて難易度は高くないため、△ではなく〇を取りに行けたのではないでしょうか。雙葉の過去問よりももうひとランク高めの難易度で演習を積むことで、合格可能性を高めることができます。
女性が社会進出をしてゆくにつれ、保育所や育児休暇制度の充実が急がれます。なかでも待機児童というように保育施設に入室したいけれども定員いっぱいで入ることができないなどということが起きています。
地方税はその地域に住むひとたちの暮らしをよりよくするために使われます。仮に地方税のみでまかないきれない場合には、国が補助金を出します。その地方税が減っていくと、国からの補助を増やさないと、地方自治体が運営できなくなってしまうかもしれません。
国が権力を持ちすぎないように、地方に分権しようとしています。また、国の仕事と地方の仕事を分けて考えなければなりません。また、国はあくまで日本国全体のことを優先しますので、地方ごとの住民のことは地方自治体が担うこととしています。今回のような国と地方の役割分担は頻出事項の一つです。しっかりと学習しておきましょう。
新しい権利は、施行以来一度も変わっていない日本国憲法では、移り行く情勢に対応しきれないために提唱され始めた権利です。人間らしい住環境をもとめる「環境権」や、個人情報を守ろうとするために「プライバシーの権利」などが発生してきました。
情報公開制度は、新しい権利のうちで「知る権利」ということから制定された法律でもあります。日本国憲法には規定がないので、注意が必要です。
沖縄県の普天間にある米軍基地を移設しようとする動きがあります。地域住民としては米軍の飛行機が墜落する恐れがあったり、騒音などの公害が問題視されたりしています。
国会・内閣・裁判所の役割はきちんと学習し、区別しておきましょう。「指名」と「任命」や〇〇分の1以上などの数字関連は正誤問題で問われることが多いですので、特に注意が必要です。語呂合わせなどもうまく活用していきましょう。
日本国憲法では第14条で「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。華族その他の貴族の制度は、これを認めない。」と規定されています。これを考えれば、日本国として門地により差を設けてはならないことがわかります。
子どもの権利条約は、基礎用語ですので多くの受験生が正答できたのではないでしょうか。
産地の異なるところから出土したものからは、「当時の日本では交易・交流があったこと」がわかります。古代の遺跡からみて、当時の生活を探る学問を「考古学」といいます。
確実にあっているものを選択すれば、難なく解答ができたでしょう。
⇒合否を分けた1題で扱います。
当時、東国の国分寺では唐から入ってきたかわらが流行していました。そこに描かれていた宝相華文という唐草模様の一種が使われていました。やや難しかったとは思いますので、難しく考えず、取捨選択する問題であったといえます。
平安時代の出来事を選択し、それを並び替えます。処理は面倒ですが、難解なものはありませんので、きちんと正答したい問題でした。
鎌倉幕府の制度は壇ノ浦の戦いの後、征夷大将軍に任命されるよりも前から整え始めていました。難しいと感じた受験生がいるかもしれませんが、このような問題は「確実にあっているもの」を一つずつ切っていくことで確実に正答にたどり着きます。このように、自信を持って基礎知識を持つことで、御三家レベルの問題であってもきちんと対応が可能なのです。
応仁の乱(1467年~1478年)は11年間、京都で起きた反乱です。
伊達氏は仙台藩ですから、もっとも遠いのは毛利氏であることがわかります。旧国名や戦国大名などは好き嫌いの分かれる分野ですが、雙葉受験生はきちんと押さえておく必要があります。
大塩平八郎は大阪の元与力(幕府の役人)でしたので、すぐに誤りとわかります。
シャクシャインはアイヌの首長として、松前藩のアイヌに対するひどい仕打ちに対して抵抗するために戦いました。
治外法権の撤廃は日清戦争前の1894年に実現しました。明治時代だけは、年号暗記をしておくと良いかもしれませんが、すべてを暗記で攻めるのではなく、内閣制度や、条約改正、日清・日露戦争などはイメージや流れで覚えるようにしましょう。
一部わかりにくいものが含まれていますが、確実にあっている選択肢を選択しましょう。知らないものに時間をかけていては、その後に潜む解ける問題にあたる時間が少なくなってしまいます。解ける問題を確実にとるためには、戦略的に解いていくようにしましょう。
琉球王国は薩摩藩と中国との両統支配を受けていました。それも影響してか、中継貿易で栄えるようになりました。明治時代になってから、琉球藩となり、その後沖縄県となりました。また、その沖縄県は1945年にアメリカの統治下となり、その後1972年に日本に返還されました。日中平和友好条約(1978年)のころにはすでに日本の一部となっていました。
(1)
1939年より前の出来事ですから、日本が日中戦争に入る前に起きた出来事を探します。今回は並び替えなくてよいですから、比較的解きやすかったのではないでしょうか。
(2)
比較的簡単に正誤選択ができたのではないでしょうか。
(1)
北海道の生産量が明らかに多いので、小麦であるとわかります。米は新潟が少ないこと、野菜は促成栽培や近郊農業が盛んであると考えれば、解答にたどり着けるでしょう。
(2)
四国の中で、小麦の生産が盛んなところは「讃岐うどん」などを浮かべれば比較的すぐに解答にたどり着けるでしょう。
(1)
明らかにあっている選択肢を発見できればさほど苦労はしなかったことでしょう。砂防ダムはなじみがうすい用語ですが、その利点・不利点などはきちんと確認しておきましょう。貯水ダムとはちがい、下流域への土砂の堆積を防ぐという目的があります。一方、土砂が流れていかないようにすることで、海岸線の浸食が起きてしまうおそれがあります。
(2) 洪水を防ぐということでは判断しにくいのですが、山間部を切り開いて作るということから判断しましょう。
世界遺産の地図記号はなかなか学習しにくいのかもしれません。これを機に一度は確認しておこうかな、という程度で構わないでしょう。
「いけす」で育てるというところから、養殖漁業だということがわかります。また、栽培漁業は魚を「放流」して育てます。
(1)
河川の位置は基礎知識です。白地図の河川だけが書かれていても、どれがどの下線なのかをきちんと確認しておきましょう。
(2)
太平洋ベルトとその発達したきっかけは日本の「加工貿易」という原材料を輸入して、製品に滑降してから輸出するという方式をとっていたことが知識として入っていれば難なく解答ができたでしょう。
やや難です。布を納める税は「庸」であることはわかると思いますが、二つ答えるというところに苦戦したのではないでしょうか。ただし、少しだけ工夫すれば解答ができます。
①「調」が地方の特産品を納めるということ
②そうであれば「布」が特産品である地方もあるのではないか
これらのことから解答をすすめましょう。また、東京都の西部には「調布市」という地名も存在することからも想像できるのではないでしょうか。