各塾の上位クラス(最上位クラスである必要はありません)に在籍し、塾内のカリキュラムに沿って学習していくだけで十分です。毎週の学習内容を正しく理解し、レベルに合った問題演習を積み、定期的に既習内容の復習に取り組む、という当たり前のことをこなして下さい。
また、処理速度を上げるための適切な計算方法を身につけるのも5年生のうちです。0.035×1200 をそのまま計算している生徒は要注意です。
4年生から5年生になると、どの塾も必要な学習量が一気に増えるため、新5年生の2月は学習ペースをつかむのが難しいかもしれません。まずは、春休みまでを目途に、自分なりの1週間の学習スケジュールを確立させましょう。
ドクターの個別指導だけで算数の授業を受けている生徒に対しては、入試本番まで私が1週間の学習スケジュールを毎週作成し、実行してもらいます。
➀各分野において基礎を固める、➁暗算力も含めて骨太な計算力を身につける、ことを年間の目標に掲げて、日々の学習に取り組んでいきましょう。
5年生のうちは雙葉中に向けて特別な問題演習を積むことはありませんが、小数の計算練習についてだけ注意が必要です。
小数の計算は4年生の学習内容であり、5年生で分数を学習すると分数計算に切り替わるので、小数の計算練習は意識的に確保しない限り御無沙汰になってしまいます。しばらく小数の計算をしないと、足し算・引き算の筆算は小数点の位置をそろえる、掛け算の筆算は右端で数字をそろえる、割り算の余りの小数点は元と同じ位置に打つ、といった小数計算のルールが抜け落ちていく生徒もいます。
雙葉中特有の面倒な小数計算の連続に耐えうる計算力と根気を養うべく、5年生の時期にも定期的に小数の計算練習を組み込むようにします。