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算数の合否を分けた一題

雙葉中入試対策・算数の合否を分けた一題(2010年度)

2010年度入試

難易度分類

[1](1)A   (2)A
[2](1)A   (2)B
[3]A
[4]B
[5]A
[6](1)A   (2)A

A:雙葉中合格を目指すなら必ず得点したい問題
B:着眼点や解法ツールにより正答率・かかる時間に差がつく問題
C:難易度や処理量から判断して、部分点狙いに止める、もしくは、捨てる問題

2010年度より試験時間が従来の40分から50分に変更され、大問数・設問数がどう変化するのかに注目が集まりましたが、結論は問題の分量に変化なし。問題の分量を据え置き、時間にもう少し余裕を持たせることで、算数の力のある受験生を適正に選抜しようということでしょうか。

2010年度入試で目を引くのが、速さの大問が[3][6]と2つ出題されている点です。

[3]は比を利用して解く速さの問題。実際の距離が一切与えられていないので、「速さの比10:7:12を10m/分・7m/分・12m/分として距離を計算していく」という常套手段で処理しましょう。速さと比の問題演習を計画的に積んできた受験生にとっては拍子抜けするほど易しい問題ですが、このレベルの問題を解き切れない対策不十分の受験生もいたことでしょう。

[6]は速さのつるかめ算。条件がごちゃごちゃと多くて計算で手間取る問題であることに加えて、最終問題なので、時間が圧迫されていた受験生は焦りゆえのミスで自滅した可能性があります。とはいえ、試験時間が従来より10分延長されているので、[6]にたどり着くまでに時間が圧迫されていた受験生は、端的に力不足であった、もしくは時間配分の作戦が甘かったと言わざるを得ないでしょう。

この速さの大問2つは、合格のためにはミスなく拾い切りたい問題です。

ボーダー付近の受験生の合否を分けたと思われるのが[4]。与えられた表を見た瞬間に「あ、不定方程式かも」と身構えた受験生もいたでしょうが、範囲が絞られる不定方程式風味(●●)の問題です。
ここでは、雙葉らしさが存分に感じられる、この[4]を取り上げます。

『算数の合否を分けた一題(2010年度)』 >> 1 2
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