塾にもよりますが、入試で大事なことのほとんどは5年生で習います。
まずは塾の授業をしっかり理解して帰ってくること。
復習をして宿題を解いて理解と知識を確実にし、テストを受けて直しをして定着させる。
この勉強サイクルをしっかり守って、6年生からの本格的受験勉強に備えてください。
理解の不十分な点は質問して解決するのが基本ですが、塾によっては5年生の内容が難しすぎる場合もあります。
5~6年生は成長期ですので、理解力・処理力が時期によってどんどん変わっていきます。5年生で習ったときはよく分からなかったものが、6年になるとあっさり出来るなどということがよくありますので、いったん置いておくという判断も重要です。
私の授業では、次期と本人の現状をみて問題の取捨選択、説明内容の詳しさを段階的に変えていきます。
比較的時間に余裕があると思いますので、実験教室や自然観察教室に参加するのもオススメです。
雙葉中では毎年実験にからめた問題が多く出題されています。実験教室で実際に体験し、理科の楽しさを感じながら内容や器具の使い方を覚えてくるとよいでしょう。学校で実験をする場合は、積極的に取り組んでください。
動植物や自然環境に関する本を読むのもよいでしょう。
雙葉中の問題は読解問題、つまり問題文の内容から考えていくものがほとんどです。内容がすぐに理解できれば簡単ですし、読み取れなければまったく分からなくなってしまいます。理科的な内容の文章に慣れておくことは有効ですし、一般常識や雑学があったほうが有利です。ただ、興味のないものや難しすぎるものを無理に読む必要はありません。
時事問題もよく出題されますので、小学生新聞を購読するのもよいでしょう。