学習法については、塾がどこであろうと基本的には変わりません。具体的には“時期別学習法”(リンク)を参照してください。
ここでは、四谷大塚の特徴をおさえ、それに対応した学習法を示します。
■授業
1回2単元(6年下巻は1回1単元) 予習・復習主義
■テキスト
【主教材】
・「予習シリーズ 小5・6 各上下」・・・・例題、基本問題、練習問題
【副教材】
・「計算と一行問題集 小5・6 各上下」
・「演習問題集 小5上下 小6上」・・・・・基本問題、練習問題
・「演習問題集(基礎編) 小5上下 小6上」・例題、トレーニング、確認問題、演習問題
・「演習問題集(応用編) 小5上下 小6上」・応用問題A、B
・「週テスト問題集 小5・6 各上下」
・「月例テスト問題集 小5上下 小6上」・・月例、学力判定、組分けテストをまとめたもの
・「実力完成問題集(基本編)」・・・・・・・・小6下分野 標準問題、発展問題
・「実力完成問題集」・・小6下分野 標準問題、発展問題
・「総合問題集」・・・・小6下分野 総合模擬テストをレベル別に全28回分収録
・「算数難問題集」・・・小6下分野 男子御三家レベル
・「四科のまとめ」・・・基本例題、ポイントチェック
■カリキュラム
四谷大塚は、例題の解説が充実している予習シリーズ、学力レベルや目的に対応した豊富な副教材が用意されていることが特徴です。
6年生前半で全範囲を終え、それまでは1回2単元で進みます。塾のカリキュラムに進度は比較的緩やかですので、塾の学習と独自の復習を両立してください。
上記の表は、麻布中学の頻出の単元とその単元を扱う回数(通常授業分)をまとめたものです。他塾より扱う回数が多いように見えますが、これは1回2単元だからです。
この表から、塾の学習以外の課題や重点的に行う単元がわかります。詳しく見てゆきましょう。
5年生では、比較的満遍なく扱うほうですので、塾のカリキュラムにそった復習を行ってください。学力レベルにあった副教材(「演習問題集」など)を用いるといいでしょう。
6年生前半は「全範囲の総括」が目標になりますが、四谷大塚では、この時期、「数の性質」を通常授業では扱いませんので、特に継続的な復習を行い、定着が必要になります。
テキストは「予習シリーズ」や「演習問題集」などを使用するといいでしょう。
5年生の後半から、回数も多く、継続的に扱うので、塾の学習と通常の復習(1ヶ月後の復習)でいいでしょう。5年生後半のはじめのほうに「旅人算とグラフ」という単元がありますので、ここで“ダイヤグラム”をしっかり身につけましょう。
5年生後半の後のほうに、“比と比の性質”という単元があり、この回を学習した段階で、余裕があれば、“速さと比”を6年生上の「予習シリーズ」を用いて、早めに学習するほうがいいと思います。
5年、6年を通じて満遍なく、カリキュラムに含まれていますが、図形は範囲が広く、問題も多彩です。
5年生は通常の復習(1ヶ月遅れの復習)だけでなく、各単元の代表的な問題を継続的に繰り返し復習しましょう。
「規則性」や「場合の数」は扱う回数が少なく、どうしても分量的に希薄になります。特に「場合の数」は5年生の後半、通常授業ではブランクになりますので、副教材(「演習問題集」など)を使った独自の学習で補充が必要になります。
塾の学習だけではなく、別途に学習計画を立てて、定着をはかりましょう。