学習法については、塾がどこであろうと基本的には変わりません。具体的には“時期別学習法”(リンク)を参照してください。
ここでは、SAPIXの特徴をおさえ、それに対応した学習法を示します。
■授業
1回1単元 完全復習主義
■テキスト
【5年生】
・「ディリーサピックス」・・・メインテキスト
・「ディリーサポート」・・・・メインテキストの補助教材
・「基礎トレーニング」・・・・基礎力強化の復習教材
・「基礎力定着テスト」・・・・校舎で実施する基礎力テスト
・「ディリーチェック」・・・・確認テスト
【6年生前半】 5年生のテキスト +
・「ウィークリーサピックス」・・・土曜志望校別特訓
【6年生後半】 6年生前半のテキスト +
・「サンデーサピックス」・・・難関校SS特訓
■カリキュラム
授業当日テキストが配布される“完全復習主義”です。進度が速く、5年生で、通常授業だけでなく、春期・夏期・冬期講習も含めて、全範囲を終了します。
テキストは、「ディリーサピックス」をもとに数字をかえて問題が構成されている「ディリーサポート」、指導単元を1ヶ月後に復習できる「基礎トレーニング」と、何度も復習し、定着をはかる構成になっています。
テキストの解説はあまり充実していないので、授業を良く聞き、理解することが大切です。復習において理解が進まない場合は、解説が詳しい「四谷大塚予習シリーズ」などを使うといいでしょう。
上記の表は、麻布中学の頻出の単元と、通常授業で、その単元を扱う回数をまとめたものです。進度が速いため、授業で扱う量は少なく、復習に重点を置いたテキストを用いて、計画的に効率よく復習を行う必要があります。
この表からは、塾の学習やその復習に加えて、強化しなければならない課題や重点的に行う単元がわかりますので、単元ごとに見てゆきましょう。
5年生の後半でブランクになりますので、6年生で躓かないためにも、復習計画に組み込みましょう。5年生前半でよくできていても油断は禁物です。継続的に反復練習を行い、常に定着度を維持してゆきましょう。
「基礎トレーニング」、「ディリーサポート」を活用しましょう。
5年生の前半から授業は充実していますので、まず、塾の指導内容を理解し、ついてゆくことに重点を置いてください。復習は授業の1ヵ月後のペースでいいと思います。
比の使いこなし、ダイヤグラムの理解は必須です。早めに習得してください。
5年生、6年生を通じて図形を扱う授業は充実していますが、範囲が広く、様々な視点から問題が出来上がっているので、図形を解く感覚を常に維持しているような復習計画を立てる必要があります。
季節の講習で扱うことがメインになり、通常授業では希薄になります。数の性質の単元に規則性は含まれてはいますが、それでも、5年生の後半になったら、四谷大塚の副教材などを用いて、授業とは別に学習する必要があるでしょう。
四谷大塚の副教材については、“塾別学習法(四谷大塚)”(リンク)を参照してください。