どの時期になにをやるか、どの時期に、どのくらいの学力があればいいか、気になるところですが、一番、重要なのは、生徒さんが今、どのような状態にあるのか、把握することです。
その状態に合わせて、今、どのような指導をするのか、今後、どのように進めてゆくのか、計画をたてて実行するのが、個別指導の大きな目的になります。
ですので、ここに記すことはあくまでも一般論であり、また、具体的にどんな問題を学習するといったことよりも、学習の仕方、姿勢といったことに重きを置いてお話します。
全体的な流れは下の図の通りです。
“麻布中学の傾向分析”(リンク)で見てきたように、麻布中学の問題のタイプは大きく2つに分かれます。
A その場で条件を与えられて、思考力を要求される問題
B 中学受験の典型的な解法によって解ける問題、あるいはその応用問題
6年生の夏休みまでに、Bタイプの問題をほぼ解けるベースの学力を習得し、6年生の秋以降は、その学力を維持、向上させつつ、Aタイプの問題を解く能力をつけてゆくのが理想的です。