基本的に、6年の後半は麻布中の過去問を解くことが中心になる。また塾で志望校別特訓の授業がある場合は、それに参加し、復習をしっかりしておくことが大切。
お勧めの過去問の解き方は、以下の通り。
★時間を図り、制限時間内(60分)で解くように心がける。解答用紙は、拡大コピーしておく。(できれば、原寸大が望ましい。)解き終わらなくても、どこまで解けたのかがわかるように印をつけたうえで最後まで解くこと。
★問題文や設問文もコピーして、それに線などを引きながら解くようにする。(書き込むと解き直しができないため。)
★だいたい過去問は、新しい年度から5、6年分くらいを目安に解くと、効率的に傾向がつかめる。あまり昔までさかのぼると、傾向が変わってしまい、対策が難しくなるので気をつけたほうがよい。
★記述問題の添削は、なるべく塾の先生にしてもらう。
★間違い直しをする際、解けなかった理由や間違った理由を確認したうえで、正しい解き方をメモする。できれば間違い直しノートを作成し、間違った問題をコピーして、そのノートに張り付けたうえで、上記のことを書き込むとよい。また、このほかに過去問を解いていて気付いたことや麻布中の傾向(上記で述べた入試問題の傾向や対策、分析表を参考に)などを書きこむと自分専用の麻布中の攻略本になり、過去問を再度解きなおすときに便利である。
★2か月くらいたったら、再度チャレンジ。その際に上記で述べた間違い直しノートをよく読んで、どのように問題を攻略していくか、しっかりと戦略を立てたうえで制限時間を守って解く。
また6年の後半は、どの塾でも学校別テストが盛んなので、これをうまく利用する。
主な学校別テストを紹介しておく。
① サピックス・・学校別サピックスオープン
② 四谷大塚・・学校別判定テスト
③ 早稲田アカデミー・・NN学校別最難関オープン模試