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算数

浅野中入試対策・算数の出題傾向分析

出題数 大問17
試験時間 50分で120点満点

浅野中の算数の問題は、最難関校にしてはオーソドックスで受験算数を勉強している生徒にとってはよく見たことのある問題で埋め尽くされている。そのため毎年高得点勝負となる。50分で素早く正確に解く力が必要である。ただ、50分で17までとかなりの分量であり、特に□6や□7など気づきが必要となり、自分で試して書いてみたり、並べてみたりと試行錯誤して解答を導き出さなくてはならない。これに時間を残しておかないと最後までたどり着かず途中で終わってしまうといことに。また1の計算問題は毎年、簡単には割り切れない分数などが最後まで残り、途中で計算ミスをしているのではないかと不安に駆られてしまう問題が必ず出題されている。2以降も一見平易な問題に見られがちだが、数題落とし穴があったりするので侮れない。

1) 高得点勝負
比較的オーソドックスで平易な問題が出題されるため、受験生にとっては解きやすい反面、1つでも落とすと命取りになってしまう危険な問題内容となっている。毎年、平均点が75%を越える高得点勝負となり、H24年は平均70.8%であった。

2) 計算重視
少数から分数、分数から少数などの組み換えはきちんと頭に入れておくこと。計算は暗記しておくことが必要なものもある。例えば0.125や 1/4 などはすぐに直せないと浅野を受ける受験生として論外となる。また、計算の途中で約分しても割り切れない 7/11 などの数字が出てくることにも注意。「あれ、どこかで計算ミスをしているのではないか」と不安になり、また1から計算し直すと時間のロスになってしまう。はじめから慎重に計算問題をこなし、割り切れない、見慣れない数字が途中で残ってしまっても、自信を持って最後まで進めること。そのための計算力をつける必要がある。

3) 思考力(気づきがないと解けない問題)
特に6に多く出る、場合の数、規則性、条件整理では、文章を慎重に読み進め、何を言おうとしているのか、どのような順番に並んでいるのか、焦らず素直にその文章に従うことが大切である。早合点してしまったり、自分の考えを入れる必要はない。しかし、先を急ぐばかりに、大事な部分を読み落としてしまう生徒が多いのも事実。じっくり文章を読む力をつけること。規則性などは特に、図や数列からではなく、文章に書いてあるルールに従って自分で見つけるパターンもよく出題されている。

4) 記述力
後半の67は基本毎年解答用紙が記述式となっている。 そのため、式、考え方をきちんと書ける練習をしておくことが必要。6は上記3)で言及したように、思考力が試されているため、どのような規則を見つけたのか、自分の考えを言葉、数の並べ方、図の書き方などで表現する力をつけておくこと。式は最後で良い。式がわかっても、なぜその式が出てきたのか、そこを常日頃から自分に問いかけて勉強しているのか、そういう力が求められていると言える。

『算数の出題傾向分析』 >> 1 2
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