問1 | (1)B (2)A (3)A |
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問2 | (1)A (2)A (3)A (4)A (5)A |
問3 | (1)A (2)B (3)B |
問4 | (1)A (2)A (3)A (4)B (5)A |
A:慶應義塾中等部合格を目指すなら必ず得点したい問題
B:やや難しく差がつく問題
C:難問
今年度(2017年)の慶應義塾中等部の理科は大問4つの構成でした。【1】は水溶液の分類、【2】は月、【3】は動物・植物、【4】は磁石の性質に関する出題でした。全体的に理科の基本的な知識を問う問題が中心です。ただし、【4】のように少しひねった問題も出題されます。これらの問題は理科の基礎知識や問題の中であたえられたグラフを使って考えることができるかを問うています。日々の学習では、単に基礎知識を丸暗記するのではなく「なぜそうなるのか?」という理科の各単元の根本原理を理解してから覚えるようにしましょう。
溶けている物質が固体は砂糖、食塩、水酸化ナトリウム、重そう、ホウ酸。液体は過酸化水素。気体はアンモニア、塩化水素、二酸化炭素。
A・Bはにおいがあり、Aは酸性なので塩化水素、Bはアルカリ性なのでアンモニア。
C・G・Iは中性で、G・Iは固体。Cは液体の過酸化水素。AとEを混ぜてできる固体がGなので、Gは食塩。塩化水素と中和反応をするのでEは水酸化ナトリウム。Iは砂糖。Hは気体なので二酸化炭素。残った固体D・FのうちDはアルカリ性で重そう、Fは酸性でホウ酸。
A・Bはにおいがあり、Aは酸性なので塩化水素、Bはアルカリ性なのでアンモニア。>重そうに塩化水素を混ぜ合わせると二酸化炭素が発生します。
夕方に南の空に見える半月は上弦の月。
上弦の月が西に沈むのは真夜中。真夜中に南中するのはその季節の星座。春の真夜中に南中するのはおとめ座。
上弦の月から満月までは約1週間です。
月と地球の距離が近づくと月は大きく見えます。これが「スーパームーン」です。
夏至のころの満月に対して地軸は背を向けています。反対に、冬至のころの満月に対して地軸はおじぎをしています。地軸がおじぎをしているときは天体は高くなり、地軸が背を向けているときは天体は低くなります。
おっぱいの数は、サル・ゾウは2個、ウシは8個、ネコは10個。
産卵数は、スズメ5~6個、ウミガメ100個、カエル1000個、コイ300000個。
Aウメ・サクラは花が咲いた後に葉が出ます。Bキンモクセイは秋に花が咲きます。Cクヌギはドングリができます。Dキウイは1つの実に10個以上の種が入っています。Eトウカエデは種が風で飛ばされます。
ばねはかりと台はかりの合計が370ℊなので、ばねはかりの示す値が108ℊのとき、台はかりは、370−108=262ℊ。
縦軸をY、横軸をXとすると、X+Y=370。この式を変形して、Y=-X+370 のグラフを考えればよい。
表1から増え方は逓減しているので3と判断できます。また、表2から減り方が逓減しているので5と判断できます。
⇒合否を分けた一題参照。
クリップを持ち上げる磁力は磁石の数を増やしていくと大きくなりますが、その増え方は次第に小さくなると考えられます。そこで、表1の「下の磁石の数」のところを「上に磁石の数」と読み替えると、グラフ3と判断できます。
実験2の表1と表2を使って考えます。磁石は下からA・B・Cと浮いています。いま、これを磁石Aの上には磁石BとCの2個、磁石Cの下には磁石BとAの2個あると考えます。表1より、磁石Cの下の磁石の数はBとAの2個で、(BC)の間隔は2.8㎝になります。また、表2より、磁石Aの上の磁石の数はBとCの2個で、(AB)の間隔は2.1㎝になります。よって、(AB)<(BC)であると考えられます。