一 | 問一A 問二B 問三A 問四A 問五B 問六B 問七A 問八A 問九A |
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二 | 問一A 問二A 問三B 問四A 問五B 問六A 問七B 問八A |
A…桐朋中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題
空欄補充するし文章を完成させる選択問題です。
中には慣用句を完成させる箇所もありますが、難しいものはないので文脈に沿って考え全問正解を目指しましょう。
傍線部に類似した表現の文章を探す問題です。
まず傍線部の内容について考えます。傍線部の文章では日常の中で「瞬太」が「母親」と関わる内容が述べられています。解答の条件として『本文の後半から』探すことが決められているので、本文の後ろから日常の中での関わりを持っている文章を探しましょう。
傍線部の内容について理由を答える選択問題です。
傍線部の直前にある『どちらにしても』に注目します。共通しているのは『母親の目が見えないことを理由に○○』という部分なので、それについて書かれていない選択肢を消します。そして残った選択肢の文末を見て、よりふさわしいものを選択しましょう。
傍線部の内容について詳しく説明する記述問題です。
解答の条件に『どういうもの』から『どういうもの』へ『変化したのか』とあるので、それぞれ見ていきます。まずは最初に持っていた【わだかまり】について探しますが、これは傍線部の前にそのまま書かれています。そして傍線部の後に『変化している』という言葉が書かれているので、『どう変わったのか』の状態を記述すれば正解になります。
合否を分けた一題で解説します。
文章の足りない部分を文脈から判断して埋める空欄補充問題です。
問題の空欄前に『こうすると』と書かれているので、その直前から見ていきます。「瞬太」の家での応援をする様子が書かれていますが、「母親」は『映像は見えなくても、ラジオと父親の声が聞こえる』状態なので、それについて「母親」がどう感じているかを考えましょう。
抜き出された文章を元のあるべき場所の戻す問題です。
まずその抜き出された文章について考えます。文中には『母親自身』に『その顔を』を見せてやりたいとあるので、本文中から『母親自身の表情』について書かれている箇所を探します。
傍線部について自分で考えて答える記述問題です。
これまでの状況をまとめて考える必要があります。解答の要素としては
【全盲の母親がラジオを聞いている】
【注目選手はアナウンサーが名前や様子を細かくラジオから伝えてくれる】
【結果を出したことがある瞬太は注目選手扱いのはずである】
以上のことをまとめて解答しましょう。
漢字の問題です。全問正解が望ましいですね。
漢字の問題です。全問正解を目指しましょう。
傍線部の表現について条件に合う文章を探す問題です。
『どのような学校か』という設問分に注目です。傍線部までの文章で【最低の学校とは】ということがまとめられているので、学校を最低と表現している箇所を探しましょう。
傍線部について具体的に説明している選択肢を選ぶ問題です。
意味を知らない場合、文脈から判断する必要があります。傍線部までの文章で『何と何』を『どう比較しているか』をみていきましょう。
波線部分について具体的に説明する記述問題です。
論説文の『抽象』『具体』『抽象』の表現に注目です。このような論説文では『具体的な説明』を『抽象的な問題提起とまとめ』で挟んでいることが多いです。今回のように【わかりやすく説明しなさい】という場合は具体的に表現されている文章から言葉を選んで記述していきましょう。
傍線部について具体的に説明する記述問題です。
ここでいう大人に『どんなことが出来るか』について考えます。今回の場合『学校』という環境で二極化された『権利を持つ者と持たないもの』の事について書かれているので、そうした力を持つものについて書かれた個所から判断しましょう。
言葉の意味を正確にとらえて説明する問題です。
意味が分からなければイメージするか、それでも難しければ絵にして考えてみましょう。説明される内容が仮に①~⑩まであったとして、
前者は【①~⑩までの全てを疑う】
に対して、
後者は【まず①を信じない】
というイメージが湧くと記述しやすいと思います。
傍線部についてふさわしい表現を選ぶ選択問題です。
【信憑性=自供、証言などの信用できる度合い】なので、それを一旦置いておくという文章の選択肢を選びましょう。
傍線部について筆者の考えを選択肢の中から選ぶ選択問題です。
選択肢の後半部分から見ていきます。すると、本文の内容に合わないものが見えてくるので消去します。その後、前半部分からよりふさわしいものを選択しましょう。
設問の中で唯一自分の考えを答える記述問題です。この問題の難しいところは、明確に書かれていない心情を、本文中の言葉から読み取り推理する必要があるところです。解答のためにはただ文章を読むだけではなく、文脈を読む力と設問を答える力が試されるので「合否を分けた一題」として抜粋しました。
解き方の手順
① それまでの文章で、「母親」が「瞬太」に対してどう考えていたかを見ていきます。
陸上を始める前の関係性
⇒【年齢を重ねるにつれて、口をきかないほどに瞬太は荒れていった】
母親の心情
⇒【自身の視力が子育てに影響しているのではないかと悩んでいた】
手紙
⇒【小さなころはよくもらったが、十年ぶりにもらった手紙だった】
② 傍線部の内容から心情を読み取ります。
本文
『さもいとおしそうに。くりかえし、くりかえし。瞬太が家にいた三日間、肌身離さず触っていた』
⇒【手放しておきたくないほど手紙をもらえたことがうれしい】
③ 解答要素を整理します。
⇒『自分の視力のために口をきかないほどに荒れていった瞬太から、十年ぶりに手紙をもらうことができてうれしい。』