一 | 問一A 問二A 問三B 問四A 問五A 問六A 問七B 問八B 問九A 問十C |
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二 | 全てA |
A…城北中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題
慣用句を答える選択問題です。
意味を知らなかった場合、似た意味の選択肢は少ないので、傍線部の同じ箇所と入れ替えたり本文中の内容に適したものを選んだりするようにしましょう。
傍線部について具体的に説明する、条件が付いた記述問題です。
傍線部までの文章に『先生』に『名前を伝えようと』したことが書かれているので、どんな名前を伝えようとしたかを条件の言葉を用いて記述しましょう。
傍線部の内容について具体的に説明する記述問題です。
理由について述べる文章ですが、登場人物の要素以外に『常識による判断』も必要になってきます。まず「ハル」授業中の様子についてまとめます。普段からそんな様子の「ハル」が『授業中』に立つことに対してどう感じているかを考えましょう。
傍線部の内容について理由を選ぶ選択問題です。
まずは選択肢の文章を前半と後半に分けます。前半部の文章で半分の選択肢を消すことができ、さらに後半部でについてそれぞれ合致するものを選びましょう。
傍線部の内容についてそれぞれの条件に合った説明するをする記述問題です。
まずは『唇を強く嚙んでいる』心情について考えます。傍線部の前にそれと類似した気持ちが書かれているので、そこからその心情になった理由について抜き出していきましょう。
傍線部の内容についてそれぞれふさわしいものを選ぶ選択問題です。
まずは傍線部の言葉が書かれた形式段落ごとに見ていきましょう。その中で「健太」自身がどう考えていたかをそれぞれ追っていきます。それぞれの段落では『蟻を見続けていた』⇒『一分でも見ていれば十分』に変化したことと、『先生を妄信する⇒『尊敬できるハルを信じる』と変化したことが見えてきます。。
傍線部の内容について詳しく説明する文章を選ぶ選択問題です。
問題の文章は長いですが、『先生のいうことを聞くものだ』という思いこみが『固定観念に縛られた』、『管理側にとって都合のいいもの』と、分解して考えましょう。そうすると、選択肢の内容が【『誰』が『何』を『○○の理由で』】という構成でできていることが見えてくるので、それぞれ合致するものを選びましょう。
合否を分けた一題で解説します。
指定された場所について具体的に説明している文章を選ぶ選択問題です。
この箇所に限らず、この本文自体が『誰の視点なのか』をとらえにくい構成になっているので、注意してみていきましょう。【誰の気持ち】が書かれていて【どういう表現】がなされていて、【どんな表現】なのかを考えることができれば、合致するものを探すのはむずかしくありません。
傍線部について具体的に説明する記述問題です。
80字という制限がされているので、72字程度を目安にまとめていきます。「ハル」が疑問を感じるにあたってのできごととして【ノートの無惨に消された文字と友達の涙】に反応していることが書かれています。そこから【文字を消されてしまたこと】と【友達が泣いていること】についてそれぞれ「ハル」が考えたことと行動を書きましょう。
物語文が1つのみで、あとは漢字の書き取りというのがこの入試問題の特徴ですが、その中でも記述問題は解答の要素を拾うのが難しいものが多いです。特に問十は文脈以上に登場人物の心情とその変化が追えないとかなり難しい問題だったと思います。なので今回は、解答のしにくさが国語力によって変わり差がひらく可能性のある問九を「合否を分けた一題」として解説します。
行動(できごと)の理由について考えます。
傍線部までの文章で、「健太」自身が「渡辺先生」が「ハル」に対して理不尽に怒っていることに不信感を抱いていることが分かります。
そこで「健太」が何を考え、何のためにその行動にうつしたのかを考えましょう。
解き方の手順
•登場人物の心情について考えます。
「やってやらねば、という使命感に似た思い」
⇒なぜそんな気持ちになっているのか
•心情の理由について考えます。
ハルへの気持ち
【柏木温之はすごい。先生ではなく柏木温之を大事にしよう】
先生への気持ち
【柏木温之のことを理解しないわからずや。彼を叱ることは理不尽である】
↓
•解答要素を整理します。
【これから自分が大事にしたいと決めた柏木温之を、わからずやの先生に理不尽に叱られることから守りたいと思ったから】(54字)