一 | 全てA |
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二 | 問一A 問二A 問三A 問四B 問五B 問六B 問A |
三 | 問一A 問二A 問三A 問四B 問五A 問六B 問七B 問八A 問九A 問十A |
A…本郷中合格を目指すなら、確実に得点したい問題
B…知識や文脈力、論理的思考力で、得点に大きく差がつく問題
C…国語力がないと歯が立たない問題
漢字の問題です。全問正解が望ましいですね。
空欄となった接続詞を補充する選択問題です。
順接・逆接に気をつければ難しいポイントはありません。
傍線部について、条件に合わせて空欄を補充する記述問題です。
『具体的な表現』から抜き出していくことを意識します。傍線部は導入に当たる『抽象的』な表現なので、まとめに当たる『抽象的』な【~進化していった】までの文章から探しましょう。
傍線部についての理由を選ぶ選択問題です。
傍線部から意味段落の区切りまでをまとめる必要があります。特にマラソン選手を挙げた具体例のあたりから『天命を全うし、多少の障害があってもそれを乗り越えられ、世代交代を重ねる』ことに注目してまとめましょう。
傍線部についてふさわしい理由を選ぶ選択問題です。
傍線部までの内容をまとめます。まず『死ぬという行為自体が生物が自ら創造したもの』ということが見えてきます。そしてそれを想像した理由として『世代を超えて長く命をつなぐため』ということが書かれているので、それぞれに合致する選択肢を選びましょう。
合否を分けた一題で解説します。
それぞれの文章について正誤を選ぶ問題です。
全体の内容がしっかり把握できていれば難しくありません。それぞれ該当する話題について書かれている段落を読み判断しましょう。
本文の構成について正しい文章を選ぶ選択問題です。
意味段落を正確にとらえていきましょう。簡単にまとめると、本文の構成は『草の進化の追い方について』⇒『生命の死について』⇒『世代交代の利点』⇒『まとめ』となっていて、テーマの内容が一貫していることがわかります。特に筆者が主張したい内容は【繰り返し表現された】【本文中の大半を占めている】内容なので、それぞれの文章の役割を間違えないようにしましょう。
傍線部についてふさわしいものを選ぶ選択問題です。
主人公が話題に挙げたことについて考えます。本文中に話題に挙げられていない選択肢は消去し、主人公が会話の話題として「都」になげかけているところから判断しましょう。
傍線部についてふさわしい理由の書かれた文章を選ぶ選択問題です。
選択肢の文章から、本文にそぐわない内容が書かれていないか見ていきます。特に登場人物同士の関係性を整理して『どれほど親密』で『どういうつもりでその行動をっしたのか』を考えましょう。
本文中の空欄に補充するのにふさわしいものを選ぶ選択問題です。
文中からヒントとなる部分を探し出して解答します。[ X ]の方は主人公のセリフの後に『大体あなたはその頃、兄と知り合ってさえいないじゃないか』という部分から判断しましょう。[ Y ]は少し難しいですが、『高校に入ってから兄よりもいい順位で競技を終えることも増えた』『またペースを上げるのだと思っていた』という部分から、兄自身が望んで順位を下げたわけでも、勝ち続けたまま陸上をやめたのではないことがわかります。
傍線部について具体的に理由を説明する記述問題です。
言葉の意味に注目です。【滑稽=言動がおどけていて、おもしろくおかしいこと。また、ばかばかしくておかしいこと】と表現されたことに対して怒りを感じていることから、兄を馬鹿にされたことについて感情が沸き起こっていることが分かります。さらに『どんな状態の兄』なのかについて記述するようにしましょう。
傍線部についてふさわしいものを選ぶ選択問題です。
まず『どんなことに気づくまで』かがポイントになります。傍線部前に『陸上がなくなっちまった場所に違うものを~』というところから、本来やりたいことは別にあることが分かります。そして兄自身の普段からの行動と合致しているものを選びましょう。
傍線部についてふさわしいものを選ぶ選択問題です。
家族に対して感じている思いを見つける必要があります。解答の要素としては
【うちの家族は俺にばっかり過保護】
【常に併走している】
【兄はしっかりしていて併走もされない】
以上のことから、自分の前を行く兄の存在のために子ども扱いをされていたことが分かります。
傍線部について登場人物の心情を選ぶ選択問題です。
選択肢の文章が長い場合、選択肢を短く切り分けて見ていきます。今回は文末の表現から見ていきましょう。主人公は今兄の状況に対してネガティブな気持ちを抱えているので、ポジティブな選択肢を消去します。そして傍線部にある『離れていったのだろうか』という部分から、距離を離す表現が書かれている選択肢を選びます。
傍線部について登場人物の心情を説明する選択問題です。
『弟に負ける兄の気持ち』と『愛憎の入り交じり』について、傍線部後の会話からそれぞれ考えましょう。まずは『負ける』ことについての気持ちですが、【学年が上がってからは負けることも増えてきて、幼少のころとは違い自分を越えていく】ことについて書かれている箇所があります。そして【そのように生活を共にしてきた、他人とは違う距離感を持つ弟に対する喜びと悔しさ】について書かれている場所を押さえましょう。
傍線部についてふさわしいものを選ぶ選択問題です。
選択肢を切り分けて、それぞれ合致する内容かを確認します。まず兄は陸上を完全に引退することを意思表示しています。さらにそのあとの会話で、弟にまけることに対して苦痛を感じていたことが述べられています。以上のことから判断し、選択肢を選びましょう。
傍線部についてふさわしいものを選ぶ選択問題です。
選択肢を切り分けて、それぞれ合致する内容かを確認します。まず本文の内容に明らかに一致しない『管理栄養士』や『アドバイスを投げかけた』についての選択肢は消去します。そして『弟に赤裸々に聞かせてくれた』のような【本文にない蛇足】の書かれた選択肢を排除しましょう。
大問ごとに1つずつ割り当てられている記述問題のうちの1つです。傍線部について具体的に説明する問題ですが、この本文のテーマ、筆者の主張についてのまとめにあたるので、全体の要旨を捉えられていないと難しいです。重要な個所はここまでの設問で触れられているので、順当に解けていれば解きやすかったかもしれません。とはいえ、要旨を抜き出しながら字数制限にかからない程度にまとめることは難しいので、「合否を分けた一題」として解説します。
【変化する環境に応じて自らを変えていく】
【死を迎えることで世代交代を行う道を選んだ】
ということが書かれているので、それらの要素を取り入れて文章をまとめましょう。
解き方の手順
① 傍線部と傍線部の直前の内容に注目し、どんな内容を抜き出せばいいかを考える。
・『生命は死ぬことによって永遠でありつづける』
・『限られた命を全うするために全力で生き抜く』
・『命の輝きを保つために~』
⇒生命は永遠であるために【全力で生き抜こうとする】となるので、『どんなことをするのか』を考える。
② 生命が出来ること、できるようになったことを考える。
・『変化する環境に応じて自らを変化させる』
・『死んで世代交代をすることで、種族の更新をすることを選択した』
③ 解答要素を整理します。
【生命は永遠であるために、変化する環境に応じて自らを変えるだけでなく、個体が死 んで世代交代をする選択をしたということ】(57字)